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コクミンのオタク日記。 銀魂・近土話は2012年5月まで。スラムダンク話は2012年7月以降。
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折角名前の数数えたりしたのでそれ絡みで話をしたかったんですが、仙越についてちょっと真面目に考えてみる。
ラブリーな仙越が好きな方は読まない方がいいかも?
とりあえず、長い。

大前提として、ウチの仙道はそんなに部活をさぼらない。
それは私が、サボる天才なんて漫画っぽい存在にはあまり食指を動かされない、才能・センスは確かに必要だろうが、天才とは努力を続けることができる人のことだ、なーんて思っているからです。
なぜサボらないのか。
それをいわゆる「部活をさぼる仙道、それを怒って練習へ連れて行く越野」というパターンの仙越を例にして考えてみましょう。

サボる仙道の仙越。
これは、すごい。何がスゴイって越野がスゴイ。
相手は天才。同じ年。だけどスカウトされてきた実力は、部でも桁違い。190センチの長身、赤木と(つまり多分練習で魚住と)当たってもバスカン取れるボディバランス・体重、筋肉がある。なのに足も速い。判断力も攻撃力もあって、常勝海南および牧相手の試合では自分や植草という本来のGを置いといて、正PGに抜擢され、またそれをちゃんとこなす能力がある。
その人が、部活をさぼる。
これはキツイ。凡人にはキツイ。

越野だって茂一が「ウチの方が練習した」とか「今年のチームが一番厳しい」って練習をこなしてきている訳ですよ。
なのに仙道はその練習に出ていない、またはサボリがち。自分が怒って無理やり連れに行かないと、すぐにサボる。
が、黙って練習に食らいついてきた自分たちとは次元が違う、はるか上のプレイをする。
こんな残酷なことがあっていいのか。
まあ現実では多少はあるかもしれませんが、これは厳しい。
越野(および陵南BBC)の心境を想像しただけで胸が苦しくなるくらい。

これが個人競技ならまだマシとも思えるかも。でも、バスケは団体競技で、その天才と組んで戦っても、ベンチの薄い、初心者桜木がいる湘北にすら負けるわけです(湘北戦は桜木大活躍だし、桜木もチートレベルで天才だと思っているので、これはあくまでも表面上の表現)。
さっきも言いましたが、海南戦ではGの自分を置いといてPGとして牧と対戦。
湘北戦では仙道、ON FIREな後半凄かったですよ。会場も仙道コールでいっぱいですよ。
なのに負ける。自分たちの力が及ばないから。
地獄の練習に耐えてきた自分たちが、練習をさぼっても天才的プレイを披露できる仙道の足を引っ張った。
ぎゃー。
なんて辛いの。恐ろしいですね。絶望的です。

自分が越野なら、仙道がサボるというなら引き止められないです。
どんだけサボっても自分よりうまい人を、なぜ引き止めて、退屈な練習というものに誘わなければならないのか。
むしろ練習が必要なのは仙道以外の部員である。なぜなら仙道は試合中ミスしたことはない。
(「越野フリーだ、打て」ってので越野がシュートゴリにとめられて「どこがフリーだウホ」くらい? 指示ミス? それとも越野の動きや仙道の判断をゴリが上回っていた?)
仙道がパスミスでもしたなら、連携の練習サボるからだろ、と責めようもありますが、実際は「見たか! 仙道さんにはこれがあるんや!」な、受け取る方が一瞬も気が抜けないスーパーパス送ってきたりするんですよ。
シュート率も一番いい、ディフェンスも、全国レベル強豪校・厳しいことで知られる高頭も唸るほどの仙道。
その仙道がサボるというなら、自分たちとの練習はリズムが合わないのだろう。
そう思って無理には誘えない。

しかし一般仙越の越野は誘うわけです。無理やり。かなり強引に。
これは「仙道だって仲間だろう!!?」って悲痛な叫びが含まれている気がするんですがどうですか。
自分が練習に誘わない=仙道が練習にこない=ますます部で、孤高の天才になる仙道。
それじゃイカン! と自分を相当鼓舞してますよ、越野。
自分がお人よしの憎まれ役を買って出てでも仙道を部活に縛り付けて、仙道に場所を、仲間を与えようとしていますよ。いい子じゃないっすか(泣)。

「越野ってマネージャーだっけ?」「え?」「なんで毎日仙道追っかけてんの」「そりゃアイツがさぼるから」「へー。でも仙道くんって、部で一番うまいよね? ……あっ、なんかごめん」「……でも、練習にはこさせねーと」「すげー。越野余裕あんのな。この前だってPG仙道がやったんだろ? そんでも仙道仙道ってまだ面倒見てやれるって、優しいなー」「……」

とかね、なりますよ。さぼる仙道相手だと、周囲も。
しかもこれがただのサボる仙道と越野、ならまだお人よしで済むんですけどね、仙越でエロありだったりするとですね。
同い年で身長ルックスバスケのセンス、すべて自分を上回っていて、女性にもモテモテの仙道が、自分を欲望の対象に見るわけですよ。
これはもう…。
想像を絶する屈辱ですよ。
越野が生粋のゲイで、入部した時から仙道のこといいなと思ってたんだ、あはっ。ていうなら、やったね越野、幸せになりなよ! とニヤニヤ応援もできますが(笑)そうじゃない、あくまでも一般的な同人仙越して。
この気持ちは仲間だからなんかじゃない、なーんて告白されて襲われたら、泣いていいよ越野、ともらい泣きだ。
ああオレは仙道に、仲間はおろか、男としてすら見られていないんだなぁ。って。
この場合も、仙道が生粋だったならそこには悩みもあったろう。ということで結構チャラになるんですけどね、女好きのくせに越野に手を出す仙道、として。

才能に嫉妬する自分を、仲間だからという優しい言葉でオブラートに包み、仙道の為だと面倒を見たつもりでいた、これが報いか。

とかなんとか、これまでの偽善めいた「仙道の世話をする、部活に迎えに行く自分」の甘さ弱さにリアルに吐く。絶望する。
そんで、素直に断ってもいいんですが、ここはもう度を越した屈折で、お付き合いしていただきたい。
そして仙道に抱かれる度に吐きそうな、魂の一部が死ぬような気分になりながらも、この天才がオレという簡単な男に夢中になっている、それはとても滑稽だ。
お前が愛するオレは、黙って抱かれていてやるが、お前を決して許さない。
とかなんとか、友情という枠を破った仙道への復讐がたぎっているといいなーと。

それでも、オレのような簡単な男にも判っていることがある。
仙道に抱かれるのが以前ほど嫌ではなくなっていること。仙道の囁く軽薄な愛の言葉のどこかに、真実はないのかと探す自分がいること。
これは、仙道には絶対、秘密だ。

なーんてつけるとアラ、ハッピーエンドっぽくもなるんじゃなくって? て気もしますが、基本暗い。
サボる仙道は酷い。お前らと部活なんてちんたらやってられっかよ、て感じがしてそれって被害妄想なのそれとも仙道の本音なのどっち、ってすがりたくなる(笑)。
サボっても天才、なんてまざまざ見せつけられても「仙道仙道」と言っていられる陵南BBCのお人よしさなんて辛い。

だからウチの仙道はサボらないわけです。

うむ、長い。しかも偏見たっぷりで、すまぬ!

 

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