忍者ブログ
コクミンのオタク日記。 銀魂・近土話は2012年5月まで。スラムダンク話は2012年7月以降。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

江戸の絵描きでお金持ち、となるとなんか美人画描いてる人で破天荒な人がいたと思うんだけど、誰だったかなー。
傲慢な金持ちで才能があるとか、あんま好かん…。って思った記憶はあるんだけど好きじゃないだけあって、忘れちゃった(笑)。

という訳でお金持ちのイメージあんまり湧かないんですが、絵描きで金持ちで仙道といったらもう、自堕落ゴーゴーで行って欲しいです。パラレルとして。
吉原で流連(いつづけ)で、彦一が「仙道先生、どうか新作をー!」と頭下げにきてんのに、仙道は遊女の敵娼(あいかた)の姐さんの膝枕で「…面倒くせぇ」とか呟いてますよ。姐さんが一口吸った煙管を膝で寝転ぶ仙道の口に差し出してそれ吸ってる仙道とかに萌えるんですよ!! 私が見たいだけですよっ!

あと、敵娼(あいかた)遊女さんの可愛がってる子(遊女)たちを呼んで、夜は適当に宴会ですよ。
「仙道先生の絵ぇ、生で見たいでありんすなぁ」なーんて下っ端遊女ちゃんのお言葉で、仙道先生は「よし、ここで描こう。紙と墨を持っておいで」で、おお、仙道さんの新作やぁ! 「ついでだから遊んでおいき」と言われてた彦一とかも大注目、ナイスお女郎! とわくわくしてるよ。
んで、紙と筆が用意されたら、さっき生で見たいなと言ったお女郎さん呼んで、仙道はその子に目隠し。
「いやぁ先生、なんでありんしょ?」「いいから。さ、筆をこう持って」と、その子に筆を持たせ、仙道自身も目隠しをして、その子の背後から腕を掴んで、二人羽織みたいな格好で女の子の腕を取ってぐりぐりと半紙に絵を描くよろし。
大人気の仙さんがあの子の腕を取ってアレあんなに密着して、とかで御新造とかはきゃあきゃあ、でもハッと気付いたら敵娼(あいかた)の姐さんのあのお顔、お、怒ってる…。とかでドキドキ、でも姐さんに怒られても、一度は仙さんと密着してみたいものだわよ。とかで部屋は盛り上がってますよ。
「どうれ、どんなのができたかな」って目隠しとって福笑いを楽しむように絵を見た仙道、頼りない素人の女の手を借り目隠しした中での絵ですから当然デキはそれほどでもなく、かといって天才仙道の筆運びですから、目も当てられないってほどでもなく。
「なんだ、案外描けちまうもんだな。おぅい彦一、新作だ、版元にはこいつを渡せよ」
「そんな、わやですわー。後生やで仙道先生ぇ」
とか言いつつ彦一も…でも天才仙道先生の新境地としてこれはこれで…? とか一瞬本気で悩んでるといいね(笑)。それ見て仙道は「あ、こいつ本気にしてそう、嫌な予感…」と半紙破って扇子出して雪にして扇いじゃって「あっはっはー」だ。遊興だからな!
一緒に絵を描いた下っ端姐さんは「アレ残念…」なんて感じですが、敵娼の姐さんを仙道がちらりと伺いますと、未だツーン。そのくらいじゃ許しませんことよ。と、さすが部屋持ち遊女で仙道の敵娼、プライドが高い。
「仕方ねぇな」
と新しく用意した紙に、仙道、今度は一人でさらさらと筆を走らせます。そこに現れたのは墨一色とは思えぬ見事な敵娼の美しい顔でした。
とかで、座はやんやと湧きますし、モデルとして美しさを褒められれば敵娼も悪い気はしません。
さすが仙道先生、うまいことやりよるで。
ま、夜が更けてお引け(各自部屋に分かれてあとはヤルだけ)になったら、敵娼の姐さんは仙道のことを軽くつねるくらいはしとけばいいさ。軽い悋気(りんき)は疑似夫婦・吉原のスパイスさ!
「ええ、ほんに憎い人」
「なぁにおめぇが一等さ」
なあんて夜の行燈の暗い中、衣擦れしゅるしゅる、実のないようなそんな言葉を交わしていればいいさ!

あー。楽しい!! そんな仙道も、見たいったら!!

拍手[1回]

PR
[667] [666] [665] [664] [663] [662] [661] [660] [659] [658] [657]
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
最新記事
ブログ内検索
忍者アナライズ
忍者ブログ / [PR]
/ Template by Z.Zone