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コクミンのオタク日記。 銀魂・近土話は2012年5月まで。スラムダンク話は2012年7月以降。
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「もっと…」
ひとしきり体を絡め抱き合った後、土方は息も荒いまま、近藤の肩へ腕を伸ばした。
「ん。…ん、っ」
重ねた唇へ滑り込む舌が、達したばかりの近藤の、呼吸と理性を奪っていく。
「トシ。…トシ」
口付けの合間囁けば、土方は近藤の髪を握りしめながら、情欲を煽るように身をよじる。
「ふ、ぁ、…あ、もっと。なぁ、もっと…酷くして、いい、から…」
のたうつ体を押さえ込み、近藤は、逃げる唇を、舌を追った。
「んぅ、んっ、ん…っ」
収まりきらずに溢れる欲望をゆっくりと分かちながら、互いの吐息を盗み、近藤は思考回路へ蒙昧な幕を下ろす。
それでも囁きは、意識して甘い。
「酷くなんか、しねェ」
鎌首をもたげ始めた欲情の兆しを二人してこすり合わせながら、近藤は土方の顔を覗き込んだ。
この男は、先日の捕り物の際の不首尾を、悔いているのだ。
あの隊士が犯した不始末は、土方のせいではない。理性では自身も納得している筈だったが、心の奥底で誰かに罰されたがっている。
勝手な罪の意識に溺れ、這い上がれずにいる。許される為の裁きを、無意識で欲している。
近藤に与えられる痛みに身を任せ、責められたがっている。
その感情の動きが察せられるだけに、近藤としては腹が立つ。
お前のせいではないのだと口にしても、何の事だと眉をひそめるだけだろう土方の頑固な無自覚を今さら責める気はない。
ただ、思い知らせてやると思う。
自分との情交は断罪の為ではなく、愛おしさゆえであると、この頑なな男の、理性ではなく本能に、細胞のひとつひとつに教え込んでやると思う。

「今日はお前をうんと可愛がって…そうだな、もうダメってお前が泣いても、とっくりたっぷり揺さぶってやる」
細くしなやかな髪へ指を絡めながら、近藤は土方のまぶたへ口付け、囁きを実現すべく唇を滑らせた。

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唐突だけど、ふおお近土のやおいが書きてえええ! とこうなった。
この位なら日記に置けるよね? ああ、近土はいい。
・PCも携帯も、今も拍手下さる方、ありがとうございます! うわあん、近土チャットとかしたい位だ。

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