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コクミンのオタク日記。 銀魂・近土話は2012年5月まで。スラムダンク話は2012年7月以降。
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異種婚は萌える。
ついでに、仙道には「生け贄」とか「供物」とか「犠牲」って言葉がとってもお似合い。酷い。
だって仙道、目立つんだもの。
仙道自身が生け贄になるんでも似合うんだけど、仙道が異種で生け贄捧げられる方でも似合うんだよね。
でも仙道×仙道は似合わない。難しい。

ここはやはり赤い髪の、凡人とは違う桜木さんとかね、鬼として山奥で暮らしていて欲しい気がしますね。お友達に青鬼として洋平配備。
民俗学のフィールドワークで遭難しちゃった仙道が辿りついた山奥の村で、晴子ちゃんが鬼の元への輿入れが決まっててさ、一宿一飯の恩義プラス好奇心で仙道が「あ、じゃあオレがかわりに輿入れしますよ」って。
「輿入れっていっても一晩山の祠ですごして、朝には戻ってくるんでしょ? 熊はこないと思いたいけど、虫とかいそうだし、女の子にそんなことさせるのマズイでしょ。…あ、村の人非難してるとかじゃなくて、こういうのってたまたま居合わせた旅人の役割かなってだけで」
とかなんとか、とりあえず婚礼衣装着て「座ってるだけなら、丈がちょっと合わなくてもなんとかなるって」と、仙道が輿入れするといいね。

赤鬼花道が可愛い女の子が一晩話し相手になってくれるんだ! ってきゅんきゅんしていると、洋平に「ちょっと落ち着けって。日が暮れてからだって」なんてさとされてね。花嫁さんに逢うのは、日没までじっと我慢。

花嫁さん仙道が退屈してあっさり寝入っているところで赤鬼桜木、ようやく登場。衣装の角隠しをそっとめくって「おおお、綺麗だ!」って感動していればいいね。
「へぇ。べっぴんさんじゃねーか。花嫁さん、よだれ垂れてっけど。ハラ座ってんなぁ」
って洋平も笑ってますよ。
「びくびくして逃げ出すよりゃいいだろう」
「そりゃそうだ」
って寝こける花嫁さんの傍でそっと酒盛りを始める赤鬼青鬼。
目が覚めた仙道は、姿は人と変わらない桜木・洋平を見て「…あれ? 村の人? もう婚姻終わり?」なんて言っちゃって、「お前村の子じゃないのか?」「あ」と身代わりが即バレちゃえばいい。

「まさか本当に鬼ってのに会えると思ってなかったなぁ。どうすんの? このあと本当にお床入りってのもするの? それともオレを食うだとか?」
「人間なんかわざわざ食わねぇ。それよりオトコ入りってなんだ。わざわざ男は呼ばねーぞ」
「花道、オトコ入りってのはそうじゃなくてさ」
「あ、男だとやっぱマズイ?」
「は?」
「でもこれはオレが頼んで村の子に無理やり変わってもらったようなもんだからさ、村に祟りとかはナシにしてやって?」
「なんの話だ?」
「あれ? バレたんじゃねーの? オレが男って」
「な…!」
ショックで飛び出す花道。
「あーあ。50年に一度人間の女の子とお話するってのがアイツの心の支えだったのに」
「…ごめん。悪い事しちゃったな。オレちょっと見てくる」
白打掛や角隠しは取ってますが、尻っぱしょりで駆け出す花嫁衣装の仙道さん。
裏の川沿いでしゃがみこんだ桜木を発見。
「男でごめんな? 騙すとかじゃなくてさ、どうしても自分が会ってみたくって」
頑張って機嫌を取る内、なんとか気を直してくれた桜木にほっとして、「なぁもう男ってバレたしさ、化粧とってもいい? なんか顔が窮屈でさぁ」なんて悪びれない仙道の姿に桜木も、自分たちを見て怯えない、敵意をむき出しにしてこない人間と話すのは久しぶりだ、案外コイツもいいやつかも、本当にコイツが女の子だったらこんなに楽に話せないかもしれねーしな、なんて考え始めます。

「ふあー。さっぱりしたー」
ざぶざぶと顔を洗った仙道に、しょーがねーヤツだと笑いながら「ここ。まだ口紅ついてるぞ」と手を伸ばす桜木。
「ん?」
されるがままの仙道の瞳に吸い寄せられた桜木は、残された唇の赤い色に囚われたようにゆっくりと唇を重ねた。

「…花嫁ってやっぱり、お話するだけじゃなかったんだ?」
場の空気を壊さぬようにそっと尋ねた仙道に、桜木は「違う」と静かに答えた。
「こんなの、こんな…。したこと、ねーよ」
ぎゅ、と握りしめられた桜木のこぶしが、わずかに震えている。自分よりはるかに長生きだろう目の前の鬼が、照れたように瞳を潤ませる姿が仙道の胸を打った。
「へぇ。なぁお前、歯ぁ見せて。……ああやっぱ、歯は尖ってんな」
桜木の唇に触れ、発達した犬歯を見ると、今度は仙道が唇を寄せた。そっと伸ばした舌でその犬歯をなぞる。
桜木は驚き、体を大きく揺らしたあと、仙道の背へ腕を回した。
「んっ、舌…噛むなよ?」
口づけの合間、なんとかそれだけ囁くと、仙道は桜木の口内を舌で探る。猫ほどではないが少し舌がざらついている。肉食の証明だろうか。
そんなことを考えていられたのは一瞬だった。
戸惑ってたような桜木の舌が仙道の口腔を、貪るように這い回る。
「ふ、……ぁ……っ」
こみ上げる官能に身じろぎする仙道を、桜木が引き止めた。
「ダメだ。もう、逃がしてやれねぇ」
婚礼の夜は、始まったばかりだった。


みたいなー。
あれ? なんか…あれ? 言いたいことって、こんなだっけ。まあいいや!

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