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コクミンのオタク日記。 銀魂・近土話は2012年5月まで。スラムダンク話は2012年7月以降。
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「漫画がはじまる」というご本がありまして、イノタケ様と伊藤比呂美さんという方の共著というか、伊藤さんによるインタビューというか、お二人の対談のような本です。
先月の月間バスケットボール通販する時に、ついでだと、気になっていたこの本も通販したんですよ。

伊藤さんという方は存じ上げなかったんですが、詩人で小説家で、イノタケ様より年上の女性の方のようです。
で、三井ファンで、娘さんは洋平好きらしい。
伊藤さんは、ある日スラダンを読んで、あまりの面白さに一年間スラダン以外漫画が読めなかった! とのことで、この本はスラダンとバガボンドについて、伊藤さんとイノタケ様が語り合っている本です。

禿げには禿げが、ゲイにはゲイが判るように、オタクからすると相手がオタクかどうかって空気で判るじゃないですか。
ショコタンがオタク公言しているよりも、宇多田ひかるさんのがオタっぽくね? って感じの(大偏見。ショコタンさんも宇多田さんも、最近TV自体ほとんど拝見してないので、まったく詳しくないのにすみません)。
ま、そういう大偏見でいうと、この伊藤さんという方はオタくさくない。
一般人の、ちょっと漫画好きって人がスラダンいいよね! と語ってらっしゃる感じで、面白い本ではあったんですが、非常に惜しい感じが(笑)。

オタならそこ、もっとイノタケ様のコメント引き出そうよ、突っ込んで聞こうよ! ってとこで、ただ自説を語って、イノタケ様が「そうなんですか」で終わってる部分が、あああ、惜しい! もったいねぇ!
まぁ自説を語って他人の話聞きゃしねぇってとこはある意味オタっぽくもあるのか?
いやでもサブカルオタとかの、もっと突っ込んで! もっと違う視点からぁ! な雰囲気とかからすると、ああん一般人! て感じだったんすよ(笑)。

こんな見方するのは私だけかしら? 的な部分とかね、いやオタクってそれが普通ですし? って(笑)。

我らが仙道さんについては、ちょっぴりだけなんで抜粋させていただくと
---
伊藤(敬称略) (前略)自分を出すことに対して抵抗感はありませんでしたか?
井上 『SLAM DUNK』でも出してるって言えば出してるんで。
伊藤 どうやって、どこに? 誰の視点で?
井上 え? みんなじゃないですか?
伊藤 仙道?
井上 いや、仙道はいちばん出ていないキャラですよ。
伊藤 仙道、いちばん好きなのに(笑)。
井上 仙道は全然出ていない。僕理解できないです。
伊藤 だからあんなにかっこいいの?(笑) じゃあ、リョータやミッチーは?
井上 湘北のみんなは出てますよ、やっぱり。
伊藤 じゃあ、分散してたわけですね。
井上 はい、そうですね。
---

ここだけ! 仙道出てきたの、イノタケ様が関わってるとこだと、ほぼここだけ! 伊藤さんのあとがきで判官贔屓で仙道いいよねって出てきましたが、判官贔屓がまったくない、ええい、そっとぶっちゃけ連載中からスラダン読んで仙道ファンだった自分は、IH予選でも湘北に勝つと思ってたぜって毎週一喜一憂してたぜって、負けたから、切ないから仙道が好きな訳じゃねぇんすよ! って、判官贔屓説には全然共感できないんですが(笑)。

それはともかく、上記抜粋部分でも、ああんもっとそこ掘り出していこうよ! さらっと流しすぎだよう。と、色々惜しい。

この本で一番面白かったのは、魚住さんの父は背が高いんじゃないかなー、ということ。
うひょひょ。
山王河田兄弟の母、まきこさんが「選手の母」としての唯一の描写で気になるわって(そんなんオタクならだれでも気になってるよね。笑)とこから
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伊藤 すごく考えてたのよ、私! 魚住のお父さんは、どれくらいあるんだろう?
井上 魚住のお父さんは195くらいのイメージです。きっと、じいちゃんも大きいでしょうね。でも食生活もあるんじゃないですか。
---
という一文でした(笑)!
ひょー。そういうとこ! そういう、使えるネタをもっとぉ! ってヤスに迫る桜木の勢いで思ったよね(笑)。

ああ、あと三井の名前は「三井の寿(みいのことぶき)」って日本酒かららしい。道理で湘北なのに「木」がつかないわけだ(ん? これで道理ってのも変か? まあ最初バスケ部入る予定なかったって言うし)。
そこで、伊藤さんは「流川楓って名前はイマイチ!」とか暴言吐いてらっしゃるんですが(よく吐いてる。読んでる方がどきどきする)イノタケ様は「ラ行で始まるのが珍しい。それから陸川章(りくかわあきら)というバスケ選手がいまして、その名前が格好いいなと思っていたので、そういうところから(流川の名前は)繋がっているような気がします」だそうです。

なんと! 仙道についての言及はないっすが、イノタケ様、ヤハリ仙流説じゃね!? とそりゃ興奮しますよね(笑)。
格好いいもの、流川と仙道に散らばした的な!?
え、これでいうとイノタケ様、まさかの流仙でこっちよりー!? 
って、ええ、すいません悪ふざけが過ぎました。
それとは別に私は、イノタケ様の流川溺愛&仙流が好きです。好きというか、流川って「楓パープル」じゃん、と。凄いこだわりというか、スターシステムというか、愛だらけじゃん、と。しょうがなくIH予選の結果を飲み込んでいたというか(笑)。

個人としては仙道受なんですが、イノタケ様×流川とか、イノタケ様が仙流を愛している描写は大好き(同人界にしかないけどな! 当然な!)。
イノタケ様が出てくる仙流の二次創作とかご存知の方、いらっしゃったらご一報ください。
ネットで一作、オフラインで一作みつけてウハウハなんだ…(うっとり)。

あーとりとめないな。
とりあえずこの本、大プッシュはしないんですが(酷い。大きなお世話)、機会があったら一読されるのも面白いんじゃないでしょうか。
私はそれなりに面白かったです。

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