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コクミンのオタク日記。 銀魂・近土話は2012年5月まで。スラムダンク話は2012年7月以降。
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さてさて旅を続ける仙道・玄奘一行。
仙道・玄奘って言いにくいからもう仙道法師でいいよね(無茶か? 笑)。
詳しくは昨日の日記を見てね。

仙道法師は、びっくりするほど妖魔に襲われまくるよ。高僧だから、食うと寿命が伸びるとかウマイとか。
その度に桜木や福田や沢北が助けにきますよ。白馬流川はきっとそれほど助けにはこんじゃろう(笑)。

桜木「無事かっ!?」
仙道「ん、さくら、ぎ」
桜木「なんだどうしたしっかりしろ。くっそテメェ」
敵。「ち。コイツも満更嫌がってなかったのによう」
桜木「なにおう!?」
で、敵をやっつけて。法衣はだけて寝台に乗せられていた仙道を抱えて帰る途中、桜木は仙道の首筋に赤い吸い跡とか見つけちゃうといいわ。

桜木「おめーそれ。食われたのか」
仙道「食われたって言うか。あのさ、妖魔がオレを食いたがるってのも食事ってやつじゃなくていわゆる性的に食うってヤツ? だから別にお前がそこまで心配する必要はねぇよ。そのくらいなら減るもんでもねーし」
桜木「なっ坊主がなに言ってやがる!」
仙道「女犯じゃなきゃ平気。あ、だから女の妖魔の時はお前、助けに来て。清童じゃなくなったら大変大変」
桜木「だああっ。生臭坊主め!」
仙道「えー? 肉は食わないから臭くはねぇだろ?」
桜木「そういうことじゃ、…おい。どうした。具合悪いのか」
仙道「へ、いき。さっきのヤツに薬、飲まされた、だけ…」
桜木「顔真っ赤じゃねぇか。熱か。息も荒いぞ。おいしっかりしろ」
仙道「少し、だけ、休みたい…かな」
桜木「センドー!」
ばびゅーんとひとっ跳び、桜木悟空は洞窟とか見つけてそこにひとまず落ち着きます。
仙道「他の奴ら…心配、して…?」
桜木「ああ。大丈夫だ、さっき分身して使い出しといた。どうだ。熱高いか?」
仙道の額にそっと手を置き熱を確かめようとする桜木。その手の感触にびくんと震える仙道。
桜木「? なんだよ?」
仙道「あ…。悪い…。薬、さ。その…催淫剤でさ。今ちょっと…やべえ」
桜木「……っ」
ごくりと生唾飲み込む桜木。着物の襟もと押さえて身を小さくする仙道。
その様になぜか怒りに似た気持ちを抱き、落ち着かず立ち上がる桜木。握りしめたこぶしが小刻みに震えます。
桜木は、今度は仙道のすぐ傍に膝をつき、正面から仙道の頬を両手で包むようにして、顔を上げさせました。
潤んだ瞳、上気した頬、浅く繰り返される短い呼吸。
いわれてみれば仙道の顔は、欲情しているものでした。
仙道「さくら、ぎ……」
吐息のような声で呟くと、仙道は自分の頬に添えられた桜木の両手に自分の手を重ね、眉間に深く皺を寄せながら瞼を閉じます。
触れられているところが熱くてたまりません。なのにもっとその熱が欲しいと、すがりつきたくなるのをこらえるのがやっとでした。
桜木「……苦しいのか」
低くかすれた桜木の声が、仙道の耳に囁かれました。ぶるりと体がひとつ、勝手に震えます。そんな自分の体が嫌だと、この男の視界から隠したいとでもいうように、仙道は身をよじります。
けれど桜木の手は離れません。
それどころか石洞の壁面へと体を押しつけられました。
座った形で抱きしめられたまま、仙道はなにも見ず、なにも考えずにいれるよう必死で念仏を唱えようとしました。しかし自分を抱き締める、膨大な熱量を持った桜木の力強さが、かすかに首元をくすぐる湿った吐息が、体に染みついているはずの念仏の語句を忘れさせるのです。
「桜木、離せ。多分、何べんか抜きゃ治まると思うから、さ。お前洞窟の入り口で、誰もこねーように、見張って、て」
切れ切れにようやくそう言った仙道の体を、桜木は離すどころかなお一層強く抱きしめます。
「んんっ。きつ、おま……襲うぞ」
ありったけの理性をかき集め、仙道が強がりました。桜木は仙道の体になど興味はないと、妖魔どもの悪趣味ぶりを嘆くようなことを常日頃言っています。
抱きしめる力の強さに気をよくして寄りかかっては、迷惑だろう。今は自分が病気のようなものだからと、暴れないように押さえる為に抱き締めてくれているのだ。
仙道はそう思っていました。
「……襲えよ」
「え?」
「おめーみてーなたかが人間に襲われて、この斉天大聖さまがどうにかなるワケねーだろう。……好きなようにしてみろよ」
囁かれ、間近で瞳を覗きこまれました。桜木の瞳の奥にははっきりと、欲情の色がありました。
誰かにこの熱を放出させてもらわなければ治まりがつきません。
拒絶を恐れるように仙道がそっと尋ねました。
「お前……相手、オレでも……できる……?」
「ああ」
短い答えとともに、唇が重ねられました。いきなりの刺激に、仙道の体が震えます。
「他の奴に……触らせんじゃねぇ。おめーは……おめーは……」
繰り返される口づけの合間、独り言のような桜木の言葉が静かな洞窟にそっと溶けていきます。
「おめーは、オレのもんなんだよ。おめーが生まれる五百年も前から、おめーはオレのもんなんだよ……っ」
「あ、さくら、ぎ、オレ、キスで……っ」



その後キスで一度昇天した仙道さんが、あっさり薬の効果抜けちゃってすっかり普通で「いやーなんかごめんね?」って桜木に。
桜木は仙道が薬抜けた途端恥ずかしくなっちゃって、結局まだ合体未遂。
そんな二人のBL西遊記!

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