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コクミンのオタク日記。 銀魂・近土話は2012年5月まで。スラムダンク話は2012年7月以降。
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15番っつったらオメー、結構本命(えっ)森重と、ちょっとだけ汚していい聖域(酷い。でも魚さんに比べたら…)美紀男と、あと、我らが陵南には彦一ってのがいましたね!

ごっめーん。覚えてたけど忘れてたー(日本語ムズカシイね)!
だって彦一がユニ着てるのってイラスト集の集合絵くらいじゃない? 本編では背番号出てこなかったじゃない。
でも好きよ、彦一。昨日は忘れててごめんね彦一。
という訳で、陵南小話に彦一も絡めてみたよ。

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「今月のバスケ部通信、テーマは「無人島にひとつだけ持って行くもの」でお願いします」
部室に貼り出す壁新聞用のコメントを尋ねる彦一に、越野がううんと小さく唸った。
「ひとつかー。無人島だろ? 方位磁石とライター、どっちがいいかなー」
練習着に着替えながら声に出して考える越野を横目に、植草が彦一に質問する。
「それ、何泊するの? 危険な動物とかいる? 島に食料はあんの?」
「何泊でもええですよ、漠然と思いついた無人島で。どうせもしもの話やし。あ、でも四次元ポケットとかそういうんは、キリないんでナシで。この世にちゃんとあるもんでお願いします」
「あー。じゃあオレ、ナイフかなぁ。仙道は? 釣り道具とか?」
「うわ、いいな、無人島で釣り。うん、じゃあオレそれにする」
リゾート行きてぇ! と天井を向いてわめいてみせる仙道の言葉に、周囲が笑う。
「彦一は?」
「ワイですか。ワイはそらやっぱりマル秘ノートとペンですわ。脱出までに無人島をチェックしまくったりますわ!」
「ははは! お前っぽい」
お約束になっている返しに、和やかな笑いが取れたと上機嫌の彦一に、福田が首を横に振った。
「ペンとノートだと二つになるから。どっちかひとつ」
「ええっ。そこはそんな厳密なんや? どないしょう、砂浜に書けるんはSOSかアイラービューくらいですやん!」
彦一の言葉にプッと噴き出しながら、植草が「ノート持ってればこう、小指の先噛み切って血文字で」などと言い出す。
「こわっ。猟奇ですやん。チェックノート血染めですやん。そうまでして探らんならん秘密の島ですか! うおぉそこには何が隠されてるんやぁ!」
どんどん話を大げさに盛り上げて周囲を笑わせていた彦一は、そういえば、と福田に目を向ける。
「福田さんは、なに持って行きます?」
「オレは、仙道」
「は?」
福田の答えに、彦一だけでなく名を出された仙道も、何事かと瞬きを繰り返した。
「ひとつだけなら、仙道を持って行く」
「え、持って行くってそんな、仙道さん、モノちゃいますし」
どこまで本気で言っているのか計るようにしながら、彦一は仙道と福田を交互に見比べた。
「多分、ライターやナイフより役に立つ」
言って、福田は仙道の肩を叩く。
「いや、そりゃそうかもしんねーけど、オレだって道具なしでサバイバルとか無理だからね?」
「大丈夫だ。お前ならできる」
「できる……かもしんねーけどさぁ」
話す二人に、越野が「だったらオレも仙道がいい」と言い出した。つられたように周りの部員たちも「じゃあオレも仙道さんで」などと言いはじめる。
「判った。じゃあ今度、みんなでピクニックに行くかぁ」
はっはっは、と笑う仙道の言葉に彦一が、さすが仙道さん、引率力はバッチリや、と目を輝かせながら、笑う。
ピクニックはどうかと思いますけど、のツッコミは、言わずにおいた。

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陵南っ子は仙道大好き。

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