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コクミンのオタク日記。 銀魂・近土話は2012年5月まで。スラムダンク話は2012年7月以降。
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さーって、フィギュアスケートの世界選手権も終わりましたよ。
どうしても落ち着かないので言わせてもらうと、女子の一位はもちろん二位の人も、あんな採点じゃ駄目だ。
一位の人は、やりすぎ。あの低難度でさすが「発狂・銀河点」(検索するとすぐ出るよ)の異名を持つだけありますね。
日本のメディアの解説は嘘とごまかしばかりなので、騙されないでね。
点数の出方が判りにくいとは思いますが、その選手がすごいかどうかは、自分の好みで決めるといいよ。
本当はネットで全世界誰でも見れる成績表「プロトコル」(←PDFでDLできます。気が向いた人はどうぞ)っての見てもらうととっても判りやすく、整合ついてないんだけどね。日本のメディアなぜかそういう説明できないからね。

浅田さんは超高難度、女子でぶっちぎりの世界最高の難易度+芸術性に挑んでいて、だから私は彼女がとても大好きなのですが、浅田さんがその超高難易度をノーミスしてもまず出ない点数ですからね、あれ。
あの点数は、男子が四回転を二回+3Aももちろん入れるよ、ってので出せるかどうかの点数ですからね。
スケーティングがとてもいい、と言われている地元カナダで優勝の男子Pよりもスケーテングの点数、上ですからね。
あれは、女子最高難易度の浅田さんが頑張れば追い越せる点数、なんてレベルではありません。

「一位の人、点数は出すぎだけど、見た目ノーミスだから優勝しても仕方がない」ってのが一番ありそうな意見だと思いますが、それは間違いです。
フィギュアスケートは「低難易度で見た目ノーミス」だけを競う競技ではありません。
落としどころとしてそういう論調に持っていきたい人がいると思いますが、もう一度言います。
それは間違いです。
転ばなければいいのなら、二位の人はSPもFSも転んでいましたが浅田さんより点数だけは上です。おかしいですね。
「点数は出すぎだし、あれだけの演技で優勝とか、ありえねーww」

今回は実際の演技の時間と日本での放送の時差がありすぎでしたので海外の放送で見ましたが、まさに浅田さんの時に「点数が足りない!」と言ってくれてたのでよかったです。
日本のメディアはなぜこれが言えないのかな。
世界に誇れる日本人をけなしたり、粗探ししたりばかりなので、もうあまりTVは見ていませんが。

浅田さんのすごいところは、女子で唯一の3Aを跳べること。
これがどのくらいすごいかというと、全世界で女子で3Aの認定を受けているのはたったの5人。
内、一人は国内試合のみ。そのほとんどは伊藤みどりさんと浅田さんで、残りのトーニャ・ハーディングさんと中野由加里さんは数回(それでもすごい)。
オリンピックで3Aが跳べた女子は伊藤さんと浅田さんのみ。
そして浅田さんは史上初、五輪で3度も3Aを跳ぶという偉業を達成したわけです。すごすぎる。

そして3Aが跳べるとどうすごいのかというと、ジャンプ自体が6種類あるんですが、その6種類すべてを3回転でひとつのプログラムに入れる、という恐ろしい高難度ができてしまうのです。
格好いいー!
男子でも3Aが苦手だから4回転跳ぶ方がマシって人もいるくらい凄いジャンプなんですよ。
6種類できるからって即プログラムに入れれるかどうかってーと、そりゃ入れない方が簡単なんですけどね。
そこをあえて入れてくる。格好ええのう!

それに加えて、ステップの細やかさ。複雑なステップを全身で優雅に表現。一蹴りで伸びるので、ジャンプ前に構えて、助走スピードを出す為に、漕いで漕いでスピードを出して、という間延びがない。
繋ぎ満載。一瞬たりとも目が離せない濃密さ。すっごいよ。
上半身だけがバタバタするとか、そういうことがなく本当に美しく全身で表現されている。素晴らしい。
足を上げてぐーんと滑る、スパイラルの時の軸足の真っ直ぐさと、後ろに上げた足の高さの柔軟性。
やー。どこをとっても見どころ満載ですな。

SPのアイガットの溌剌さ、FSの白鳥のしとやかさ、静謐さから黒鳥パートへの軽やかな移行、どこをとっても素晴らしすぎる。
それを激・高難度で見れるってのは、もうありえないくらい凄い事です。うはうは。たまらんのう!
来シーズンに、どっちのプログラムも持ち越してほしいくらい好きだ。
でも、新しいのが見たいかというと、見たいに決まってるじゃない(笑)!
贅沢な悩みだ。ううん、全部見たい。なんでも見たい。
あ、今季のエキシのメリーポピンズ、あれも最高に素晴らしいね。
私は浅田さんのメリポピを見ていると、なぜか泣けてきちゃうんだよ(照。本当)。
こんなに可愛いく美しい人が、誠実に戦っているんだなあ、と実感してしまうというか。
競技中はこっちも泣いてる場合じゃねぇからな(笑)。

あー。素晴らしいプログラムを、素晴らしい高難度+運動量+芸術性で見せてくれてありがとう!
浅田さんが今シーズン凄かったのは、発狂銀河点がいる世界選手権以外のすべての大会で優勝したこと。
その世界選手権でも、表彰台に上るにふさわしい演技を見せてくれたこと(ジャッジも下げようがなかった)。
そして、何気にスゲーな!? ってのが、今シーズンの浅田さん、試合で転倒を一度もしていないんですよ。
さっきから散々言っている、超・高難度の連続で、ですよ。
これは本当にすごすぎる。はー。格好ええのう! すごいのう! 
いやー己の限界と戦う魂ってのは、美しいものですなあ!

とにかく日本選手の皆様、お疲れ様でした。今シーズンもありがとう眼福。
採点が色々、ぶちぎれ発狂レベルでイカレているフィギュアスケートですが、とりあえず来シーズンまでは好きな選手がいるので応援します。

まあこのあとまだ国別とかって試合もありますけど。
そっちはぬるい、お祭りのような競技会なんで、のんびり見れますね。

はー。吐き出さないとどうにも、妄想すらできずにもやもやしてしょうがなかったので、ご清聴感謝です。

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