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という訳で、まだ大反省はしているのですが(本当に申し訳ない! なにを謝ればいいのか、謝って済むのかも判らない、記憶がないって恐い!)とりあえずぼんやり妄想。
魚さんが口髭を生やすと、それなりに似合う気がする。
料理人が髭ってあんまり好きじゃないんですが、まぁそこはそれ。喫茶店のマスターでもいいよ。
で、魚さんの30歳の誕生日パーティとかしてくんねーかなーと。
仙道の30歳誕生日パーティでもいいです。カウントダウンして0時になった瞬間は、仙道が魚さんを屋上(どこ? ビル? マンション?)に引き連れていて、同窓会がてら集まった元陵南な越野やら池上さんやらが、部屋で電気消してローソク立てたケーキ持って「ハッピバースデー」なんて歌いながら入ってきたのに、歌い終わっても無反応でシーンとする場。
「オイオイ主役どこ行ったよ?」「仙道? いねーの?」「オイ電気つけろ」「魚住、仙道どこ行った、ってあれ魚住は?」「いねーぞ」「ああ? バックレ?」「誰だよケーキはサプライズがいいって言ったの!」「判った、オレがもう吹き消すから。食おうぜ」「食おうぜ」
とかやってると可愛い。
その頃屋上の仙道は、シャンパン用のフルートグラス二つとシャンパンのボトル持ってて、魚さんと二人で「乾杯ー」っすよ。
魚さんが「お前もう酔ってるだろう」とか言うのに仙道「酔ってますよ。…あーあ。30になっちゃった」「なんだ。お前でもそんなの気にするのか」「そーゆーんじゃねーですけど」
で顔を見合わせたら、魚さんの口髭にシャンパンの泡がついていて欲しいんですけど、シャンパンの泡なんてすぐ消えちゃうよね。ビールのがいいんだろうか。まあどっちでもいいです。とにかく魚さんの口ひげに泡が。
それだけの為に魚さんは口髭を!
で、魚さんの口髭についた泡を見て、仙道が笑うといいな。
けらけらっと笑って、魚さんに抱きついて「駄目だ。オレね、決めてたんです。30になっても好きだったら、本物かなって」「なにが」「魚住さん。好きです。もう若気の至りも通用しませんから、諦めてオレのものになって下さい」「ちょ、ちょっと待て」「待ちません。魚住さんも知ってたでしょ、オレの気持ち」「それは…」「オレのこと、嫌いですが?」「そんなことは」「じゃ、お試しからでいいですよ。つきあってみません?」「…お前こそ。後悔しても知らんぞ」
とかいって、片手に薄くて細いフルートグラス持った30の大男が二人、屋上でちゅーしてたら、カワイー。
と、いう妄想。
そんでワタクシも意気軒昂と参加させていただいて、ぱーぱーぱーぱー、ご陽気に仙道話に花を咲かせて、途中からはチューハイなんか飲んじゃって、ご機嫌だったんですけど。
気がついたらベッドで、あれー自分、ちゃんと挨拶して落ちたかしら? いいや、オヤスミー。
で、次の日軽く二日酔いで、弱くなったなー、今回ウコン飲んでなかったからなー。
なんて思っていたんですけど、今、自分の記憶がほんっとーーーーに後半? 終盤? ないわ! と気付いて汗が噴き出しました…。
赤くなって汗噴き出して、そのあと一気に青くなっちゃった…。
うおお。同席なさってらした方々、も、申し訳ありません…。失礼が…ないはずないだろ記憶なくして! と自分で自分にどん引きです。
すみませんすみませんすみません。
こわいよー。自分がこわいよー。
本当に、もし大失言をしていたよ、なんてことがありましたら遠慮なく罵って下さって結構です…。
各方面、みなさまにすみません。
自分的には、ずっと森重のターン!! って森仙布教していた辺りまでしか記憶がなくてですね…。離島仙道は確かその前の話題でしたよね?
あああ。
久しぶりにこれはあれだ、大反省です。
本当に申し訳ありません。
仙道ファンが原作から見る仙越。
というか、自分が思う仙越。今日も偏見と妄想と脱線がたっぷりだ!
越野ってすごく仙道好きだよね。越野だけではなく陵南全員、仙道ファンかってくらい心酔してるよね。
練習試合の池上さんの、桜木に向かって「バカめお前なんかにウチのエースがつくか」とか、なによもう。好きだったら! えへへ、仙道を褒めてくれる人みんな好き。だから陵南みんな好き。単純王。
さて仙道と越野で印象的なシーンといえば仙道のシナリオが不発で、牧さんと言葉もなく睨みあっている仙道に跳びついて同点・延長戦を喜ぶ越野。という場面。
もう100万人くらいが言っていると思いますが、仙道のシナリオに気づかない越野、というか監督含めた陵南全員。
あれでふっと緊張感が解かれて、仙道も次の延長戦へ向けてまた集中しなおせる訳です。
仙道のシナリオに気づかない、凡人代表としての越野。
越野も頑張ってるから好きですよ、とかって断りだけは入れさせてくれ! なんですが、えーと、越野は偉大なる大凡人だと思うの…。
なんだろうな、湘北でいえばメガネくん(か、ヤス)という、天才と対比する為の凡人代表。
私は越野に凡人の悲喜こもごもを感じてとても好きなんですが、越野ファンの方、気に障ったら申し訳ない。
仙道という人は中々寡黙で、大事なことしか言わない。でも味方がミスしたらすかさずフォローして「ドンマイ」だし、いいプレイしたら「ナイス」なんだよ。視野の広さはこんなところにも生きているよ。
だからこそ「一本! 一本大事に!」なんて一言にも重みがあってチームみんなも素直に「おう!」って言えるわけだ。
そして、言葉にしなかった仙道のシナリオの真意は、越野および陵南には伝わらない。
なんで口に出せなかったかって「延長に入ったら負け=チームの地力が海南には及ばない」なんて、そりゃ言えるわけねっすよね。
んで、自分が仙越というものを考えると、仙道は、自分の真意が伝わらないことにほっとしているような気もする。
勘繰って「オレたちが駄目なばっかりに」と言われると「そんなことないよ」と更にフォローしなければならなくなって、仙道はそういうフォローもうまそうだけど、やっぱちょっと面倒かなと。
それよりは「スゲー仙道! やっぱスゲー、お前天才やっほう!」と自分の活躍を素直に喜んでくれる人というのは、なんて心安らかでいられる存在か。
見せたい自分だけを見て、納得してくれる人。
越野は、仙道のことが判らないからこそ仙道に愛される、というのはあるんじゃないかなー。
あの、これはあくまでも自分が原作から感じ取ったものなんで、そのあと越野がもう一段階上に行って「仙道のことが判るけど、判られると嫌がるから判らない振りでいる」とかはありありですから!
ただ、現時点では自分の感情に素直な強気の越野が「仙道大好き!」って言ったならそれは好きってことだろうし「お前なんかもう知らねー!」と言われたら怒らせるようなことしたってことでしょう。
仙道は他人の考えの裏を読むのもうまいと思う(フェイク的な意味で)。ので、日常で裏を読んだりする必要のない越野の性質というのは、つきあっていて楽だと思う。
口数は少ないけれど、福田も裏表がないから、仙道は傍にいて楽だと思う。
陵南でギリ裏がありそうと言えなくもなさそうなのが…ダークホース植草(笑)? でも植草もいい子だと思う。越野福田魚住と跳びぬけて素直だから植草が後回しにされたってだけで(笑)。
池上さんも仙道の内心やら察してくれそうな気はするんだけどな。
「言ってこねーってことは構われたくねぇんだろ」とあっさりしてそうな気もする。池上さんはそこがいい。
すぐ話がずれちゃうな。仙越ではなく仙道と陵南で書き始めた方がよかったかな。
まあいいや、仙越。
仙道のシナリオに気づかない越野、というのと、もうひとつ私が印象に残っている仙越。
湘北戦ラスト近くでルーズボール追いかけた越野が、ラインクロスで相手ボールになっちゃったけど「絶対勝つ…!」と気合を入れていて、陵南メンバーが「おう」とか言ってて仙道はそこで「ニコッ」とする場面。
あそこの仙道、好きだなぁ。
そんであそこの仙道は、越野が好きだと思う。
そこに恋愛を入れるかどうかはお好みでって感じなんですが、あそこで「仙道がいるんだ、ウチが負けるわけがねぇ!」なんて言われたら仙道は、「よーしみんなあと一息頑張ろう」って素直に言うと思うんですけど好きにはならないですよ。
あそこで越野は精一杯自分にできることをして頑張っているから、仙道は嬉しいだろうなと。
仙道、努力する人好きそうだし。
桜木に「死ぬほど練習してこい」だし、「死ぬほどやってきたって訳か」にこ、だし。
あと、越野は仙道が大好きでとても可愛い。
陵南はみんな仙道好きすぎ。他校生に仙道自慢しすぎ(笑)。愛しいったらないぜ。
そして仙道はそんな、「自分(仙道)のことが判らないけれど自分のことを好き好きスゲーと言ってくれる仲間」に囲まれて今日もバスケです。
仙道は越野の「勘付かないところ」に惚れることはあると思う。その場合ラブありでお付き合いしたとしても平行線で、仙道は「見せたい自分」だけを見せるのではないかと。
越野の平凡さに救われる仙道。
勘付かないといったって、ずっと一緒にいりゃ判ることもあるよ、と越野もやがて仙道の壁に気づくだろう(凡人だけどバカじゃないんだ)。
そして素直な越野がその内辛くなって仙道は振られる気が。
仙道にぞっこん越野は果たして、「自分が別れを口に出さない限り関係は続く」仙道と、別れることができるだろうか。
そのあと、そんなことすら乗り越えたぜ、とおつきあいを継続する仙越もよし、何年も経ってから「あれは真夏のマボロシだったんだ」と仙道の手のひらを思い出す越野もよし。
原作沿いでも仙越はちょっとありですな。
ウチではないんだけど(長々語ったくせに! サラッと言っちゃった! 酷い!)。
けど、萌えって突然だから。インスピレーションだから。
自分だってよりにもよって仙道受で、相手森重で萌え萌えだもの(笑)。
好きになっちゃったんなら、サボる仙道だって森仙だって、仕方ないよね! それが萌え!
なんか今日もグダグダだなあ。申し訳ない。
あと、サボる仙道と殴る越野の仙越が好きな人で、萌えを否定されているような気がしたら、すみません。そこには愛憎を感じて、それはそれで好きです。
で、結局なにが言いたいかって、ウチの仙道はそんなにサボんないよ、ってだけでした(笑)。
先日の続きで、暗い、情念の仙越。
というかサボる仙道と、その仙道へ暴力を振るい部活へ連行する越野について。…って書くとすごい語感だけど多分間違ってはいないぜ。
可愛い仙越は相変わらずないと思うので、そういうのが好きな人は見ない方がいいと思う。
ただの、サボる仙道の仙越妄想。
仙道は部活そんなにサボんないよ連盟(仮)の考える妄想です。
天才と凡人の愛憎といえばまさにモーツァルトとサリエリ、「アマデウス」って感じですが、仙越はどうですか(映画の関係性言ってるだけで、映画が史実じゃないのは承知の助)。
越野なー。サリエリですらない。という気がするんだけどな(映画のサリエリ、年寄りなだけあって暗いしな)。
お人よし。おせっかい。自分の正義感を否定されると考えたこともない、あれは日向にしかいたことのない思考じゃないかなと。
ま、高校生だからね。基本的に正義感バリバリだ。潔癖で曲がったことが大嫌い。生きるのに辛い時代だよね(笑)。
そんな時代に部活をサボる=バスケに熱心ではない、という天才仙道が現れるんですよ。
スカウトできたくせに、サボる。まだ全国出場すらできていないバスケ部所属でありながら、サボる。
部内、なんなら神奈川でも相当上位の天才と呼ばれるレベルであっても、ふっざけんな、と思いますね。
既に他の部員は厳しい練習に励んでいます。けれどエースがサボる。サボるけど、エースの実力は間違いなく仙道。
つらっ。
結構すぐ投げ出しがちなワタクシとしては、即行やめます、そんな部活(笑)。
根性なしなので。
越野、というか福田以外の陵南BBC全員が、天才仙道の登場にはある種の挫折を抱えるんじゃないかと思うんだけどどうだろう。
サボらない仙道にも衝撃は受けると思うけど、天才プレイが、部活嫌いで練習嫌いでサボってるけど嫌々でこなしてる結果だと知ったら、ガッデムどころの騒ぎじゃないですね。
仙越と話がずれるんだけども、「スマン植草、悪ィ」(仙道。オレのミスなのに)。
あの仙道と植草。
自分は原作の越野からは仙道への褒め称え愛しか感じないが、あの植草からは屈折した愛憎を感じる。
って、そう言っちゃうと、これ、仙越じゃなくて幻想少年Aの仙道と植草ででもやればよかったかなってなっちゃうな(と今気づいた。笑)。
あ、でもウチの仙道サボんないんだ。今だけ特別にサボる仙道を考えているだけだった。じゃあ幻想少年にできないな。よし、ここで続き(垂れ流される思考)。
仙道がサボるといかに越野(およびチーム)は辛いかは先日もダラダラ言ったので、今日は仙道はなぜサボるのかを考えてみよう。
1.練習が嫌い。体力的に、楽しさ的に。
2.短期集中ペースでやりたい。みんなと息を合わせてとか、毎日とか、無理。
3.自分を探しに来る越野が可愛いから、隠れたり、ワザとサボるとか言ってみるというやおい脳。
1は、体力的には知らんですが、茂一が「初めて見た…。こんな楽しそうにプレイする仙道を」と練習試合で言っているので、これまでの一年生の仙道は、そうか…。と切なくもなりますが、まぁこの説はアリですよ。
楽しくないことはしたくない。なんて刹那主義の仙道だ(笑)。自分が多分特待生とか、バスケの為に呼ばれたとか、丸投げですね。いっそ理性でがんじがらめな人よりは自由でいいかもしれないですね。
しかし無責任。うん、この人はへらへら笑って「今日帰るわ、茂一によろしく言っといて」って言えるね。
2はこれ、格好いいバージョンでだと「ごめんな、今みんなのペースに合わせる余裕ねーんだ」にこっ。って、猛烈に自主練の仙道とかいて、それは大好き、やっべカッケー、そっちはありっすよ! なんだけど、団体競技で常に「ダルイからサボる」なんて人がエースとか、陵南の不幸っすね。士気が下がるなんてもんじゃねっすよ。
たまになら仕方ないと思えるんだけど、2年になって楽しみを覚えたパスワークとか、他の部員とどうやって練習したんだろうな。部員、優しいな。それとも屈辱をこらえて「仙道仙道」か? でも原作ではみんな喜々としてたし、陵南全員ドMか。うん、それなら判るな。
仙道ー、どんだけ練習してもへたくそなオレを見て、ダメダコリャって溜息ついてくれぇ、うおぉ。
……そんな部員たちと練習するのは、仙道も、そりゃヤダろうよ。
まさかの「仙道よりも部員はもっと変態」説か。
3。いっそバスケ自体がだるくて練習をサボる仙道、というよりはこの3番が一番いいような気もする。
茂一や他の部員を試している、というのもなんだかちょっと可哀想な感じでアリか?
他人の愛を量らずにはいられないというか、どこまでやったら怒られるの、まだオレの事本気で怒ってくれるの、ああオレにはまだ、この人が本気になって怒ってくれる価値があるんだ、と試しているというか。
平たく言えば構ってちゃん。ウザッ(笑)。
2のダルイからサボる、は、もう「東京でもどこでも、帰れ」って感じがしますが、1と3は確かにとりあえず殴りたいって気がしますね(笑)。
そこで質問です。あなたんちの仙道、殴りかかられたらどうしますか。
ウチの通常の仙道だと、殴りかかられたら、よける。
殴られたなら殴り返す(結構強パンチ、もしくは手は怪我できねーからって蹴る)。
殴りかえせない相手(教師とか)だと、黙って心のシャッターを降ろして二度と開かず。
て感じなんですけど。
「サボってんじゃねーよお前はいっつも!」と騒いで殴ってくる越野に強パンチお見舞いすると、シャレにならんね。私自身そんな仙道、どん引きどころじゃ済まないな。
あっそっか! だから殴るかわりにロッカーに押しつけたり人気のない教室に連れ込んでキスを迫ったりして、そんなこと言ってもお前、オレが好きなくせに。男のくせにお前、オレに抱かれて喜んでいるくせに。と越野に思い知らせて、いつも殴られている復讐を!?
……いやいやいや。なんでウチの仙越は互いに復讐とか思い知らせてやるとか言ってんだ。なにされたんだ。ちょっとはラブれよ。
しかし、ここからラブか。ハードル高ぇ。
くっそ、サボる仙道の仙越は、やっぱ自分にはハードル高ぇなぁ!
折角名前の数数えたりしたのでそれ絡みで話をしたかったんですが、仙越についてちょっと真面目に考えてみる。
ラブリーな仙越が好きな方は読まない方がいいかも?
とりあえず、長い。
大前提として、ウチの仙道はそんなに部活をさぼらない。
それは私が、サボる天才なんて漫画っぽい存在にはあまり食指を動かされない、才能・センスは確かに必要だろうが、天才とは努力を続けることができる人のことだ、なーんて思っているからです。
なぜサボらないのか。
それをいわゆる「部活をさぼる仙道、それを怒って練習へ連れて行く越野」というパターンの仙越を例にして考えてみましょう。
サボる仙道の仙越。
これは、すごい。何がスゴイって越野がスゴイ。
相手は天才。同じ年。だけどスカウトされてきた実力は、部でも桁違い。190センチの長身、赤木と(つまり多分練習で魚住と)当たってもバスカン取れるボディバランス・体重、筋肉がある。なのに足も速い。判断力も攻撃力もあって、常勝海南および牧相手の試合では自分や植草という本来のGを置いといて、正PGに抜擢され、またそれをちゃんとこなす能力がある。
その人が、部活をさぼる。
これはキツイ。凡人にはキツイ。
越野だって茂一が「ウチの方が練習した」とか「今年のチームが一番厳しい」って練習をこなしてきている訳ですよ。
なのに仙道はその練習に出ていない、またはサボリがち。自分が怒って無理やり連れに行かないと、すぐにサボる。
が、黙って練習に食らいついてきた自分たちとは次元が違う、はるか上のプレイをする。
こんな残酷なことがあっていいのか。
まあ現実では多少はあるかもしれませんが、これは厳しい。
越野(および陵南BBC)の心境を想像しただけで胸が苦しくなるくらい。
これが個人競技ならまだマシとも思えるかも。でも、バスケは団体競技で、その天才と組んで戦っても、ベンチの薄い、初心者桜木がいる湘北にすら負けるわけです(湘北戦は桜木大活躍だし、桜木もチートレベルで天才だと思っているので、これはあくまでも表面上の表現)。
さっきも言いましたが、海南戦ではGの自分を置いといてPGとして牧と対戦。
湘北戦では仙道、ON FIREな後半凄かったですよ。会場も仙道コールでいっぱいですよ。
なのに負ける。自分たちの力が及ばないから。
地獄の練習に耐えてきた自分たちが、練習をさぼっても天才的プレイを披露できる仙道の足を引っ張った。
ぎゃー。
なんて辛いの。恐ろしいですね。絶望的です。
自分が越野なら、仙道がサボるというなら引き止められないです。
どんだけサボっても自分よりうまい人を、なぜ引き止めて、退屈な練習というものに誘わなければならないのか。
むしろ練習が必要なのは仙道以外の部員である。なぜなら仙道は試合中ミスしたことはない。
(「越野フリーだ、打て」ってので越野がシュートゴリにとめられて「どこがフリーだウホ」くらい? 指示ミス? それとも越野の動きや仙道の判断をゴリが上回っていた?)
仙道がパスミスでもしたなら、連携の練習サボるからだろ、と責めようもありますが、実際は「見たか! 仙道さんにはこれがあるんや!」な、受け取る方が一瞬も気が抜けないスーパーパス送ってきたりするんですよ。
シュート率も一番いい、ディフェンスも、全国レベル強豪校・厳しいことで知られる高頭も唸るほどの仙道。
その仙道がサボるというなら、自分たちとの練習はリズムが合わないのだろう。
そう思って無理には誘えない。
しかし一般仙越の越野は誘うわけです。無理やり。かなり強引に。
これは「仙道だって仲間だろう!!?」って悲痛な叫びが含まれている気がするんですがどうですか。
自分が練習に誘わない=仙道が練習にこない=ますます部で、孤高の天才になる仙道。
それじゃイカン! と自分を相当鼓舞してますよ、越野。
自分がお人よしの憎まれ役を買って出てでも仙道を部活に縛り付けて、仙道に場所を、仲間を与えようとしていますよ。いい子じゃないっすか(泣)。
「越野ってマネージャーだっけ?」「え?」「なんで毎日仙道追っかけてんの」「そりゃアイツがさぼるから」「へー。でも仙道くんって、部で一番うまいよね? ……あっ、なんかごめん」「……でも、練習にはこさせねーと」「すげー。越野余裕あんのな。この前だってPG仙道がやったんだろ? そんでも仙道仙道ってまだ面倒見てやれるって、優しいなー」「……」
とかね、なりますよ。さぼる仙道相手だと、周囲も。
しかもこれがただのサボる仙道と越野、ならまだお人よしで済むんですけどね、仙越でエロありだったりするとですね。
同い年で身長ルックスバスケのセンス、すべて自分を上回っていて、女性にもモテモテの仙道が、自分を欲望の対象に見るわけですよ。
これはもう…。
想像を絶する屈辱ですよ。
越野が生粋のゲイで、入部した時から仙道のこといいなと思ってたんだ、あはっ。ていうなら、やったね越野、幸せになりなよ! とニヤニヤ応援もできますが(笑)そうじゃない、あくまでも一般的な同人仙越して。
この気持ちは仲間だからなんかじゃない、なーんて告白されて襲われたら、泣いていいよ越野、ともらい泣きだ。
ああオレは仙道に、仲間はおろか、男としてすら見られていないんだなぁ。って。
この場合も、仙道が生粋だったならそこには悩みもあったろう。ということで結構チャラになるんですけどね、女好きのくせに越野に手を出す仙道、として。
才能に嫉妬する自分を、仲間だからという優しい言葉でオブラートに包み、仙道の為だと面倒を見たつもりでいた、これが報いか。
とかなんとか、これまでの偽善めいた「仙道の世話をする、部活に迎えに行く自分」の甘さ弱さにリアルに吐く。絶望する。
そんで、素直に断ってもいいんですが、ここはもう度を越した屈折で、お付き合いしていただきたい。
そして仙道に抱かれる度に吐きそうな、魂の一部が死ぬような気分になりながらも、この天才がオレという簡単な男に夢中になっている、それはとても滑稽だ。
お前が愛するオレは、黙って抱かれていてやるが、お前を決して許さない。
とかなんとか、友情という枠を破った仙道への復讐がたぎっているといいなーと。
それでも、オレのような簡単な男にも判っていることがある。
仙道に抱かれるのが以前ほど嫌ではなくなっていること。仙道の囁く軽薄な愛の言葉のどこかに、真実はないのかと探す自分がいること。
これは、仙道には絶対、秘密だ。
なーんてつけるとアラ、ハッピーエンドっぽくもなるんじゃなくって? て気もしますが、基本暗い。
サボる仙道は酷い。お前らと部活なんてちんたらやってられっかよ、て感じがしてそれって被害妄想なのそれとも仙道の本音なのどっち、ってすがりたくなる(笑)。
サボっても天才、なんてまざまざ見せつけられても「仙道仙道」と言っていられる陵南BBCのお人よしさなんて辛い。
だからウチの仙道はサボらないわけです。
うむ、長い。しかも偏見たっぷりで、すまぬ!