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コクミンのオタク日記。 銀魂・近土話は2012年5月まで。スラムダンク話は2012年7月以降。
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先日の萌えダンク
「萌・え! 萌・え! フ・ク・ダ!」「もっと…萌えてくれ…」ぷるぷる。
「フッ。おかしなヤツだ」
言うてる場合か。オタ芸ってまだあるのかな。それっぽい。「ローリーングー!」とかなかったっけ(笑)。
そして萌え萌え言いながら練習する陵南バスケ部小話、第二段。

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「よーし10分休憩。水分と一緒に塩飴も食っとけよ」
田岡の号令に陵南バスケ部員たちは、汗だくの体を引きずってコートの端へとそれぞれ散った。
タオルで滝のような汗を拭いながらも各自、持参した水筒やクーラージャグのタンクから水分を補給し、言われた通り飴玉を口に入れる。
暑い暑いと言いながらも部員たちにはまだ、元気が残っている。
「さっきの仙道のパス、超萌えだった」
「サンキュ。植草から福田のアリウープもすごかった。萌えた」
笑いながら話している、近頃部員たちの間ではやっているらしい言葉に、田岡が不思議そうに尋ねた。
「その、萌えって子は今はやってるアイドルなのか?」
「はい?」
聞けばどうやら「萌え」という人物がいると勘違いしていたらしい田岡は、違うと説明されると笑い出した。
「そうか。オレが好きなモエというと、山口百恵だったんだがなぁ」
懐かしむよう口元に笑みを浮かべ、遠い目をする田岡に、仙道が「知ってます、その人」と声をかける。
「あれでしょ、ピンクレディの人でしょ?」
「あ?」
今度は田岡が口を開け、言われた言葉の意味を考えて動きをとめる。今、自分はなんの話をしていただろう。
「ばっか、ちげーよ仙道。山口百恵ってのはあっちだよ、スーちゃんランちゃんモエちゃんの人」
「ああ」
得意げな越野の説明に、仙道が素直に頷いている。
これは、どういうことだろうか。
いわゆるボケという状態で、自分のツッコミを待っているのか。からかわれているのだろうか。それともただ単に本当に知らないだけか。真実を教えるのは簡単だが、それはボケ殺しと呼ばれやしないだろうか。
対処に戸惑う田岡を尻目に、福田が越野と仙道へ向かい、首を左右に振っている。
「山口百恵は中三トリオと呼ばれたことはあるが、基本的にソロだ。ピンクレディはミーちゃんとケイちゃんで、スーちゃんランちゃんミキちゃんがキャンディーズだ」
福田の言葉に仙道と越野は「聞いたことがある」「そうだったそうだった」と頷いた。
とりあえず自分がからかわれていた訳ではないらしい。ほっとした田岡が福田に声をかけた。
「詳しいな、福田」
「昭和歌謡。萌え」
コクリと力強く頷く福田の、萌えという言葉の意味は田岡には、いまだよく判らなかった。
「萌え、か……」
とりあえず褒め言葉らしい。それで十分じゃないか。
「よーしお前ら、休憩終わり! 次3メン、萌えで行くぞ!」
田岡の掛け声に、陵南バスケ部は「おお!」と笑顔で答えた。

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高校生とコミュニケーション取ろうと頑張る茂一。
ガンバレ茂一、超ガンバレ。

・先日言ってた月間バスケットボール。
付録のクリアファイル欲しさにネット通販頼んで、えーまだこないってどういうこと…。
とずっと待ってたんですが、何日も前からカタログやパンフの広告と思って放置していた中にあった。
いつからいたの。ごめんね、月バス、大名商売じゃのぅ、まだこんのぅ、なんて思っててごめんよ…!
頼んで結構すぐきてたっぽい。んふ、格好いいよ花道!
武蔵じゃん、この花道、武蔵じゃん。てくらい眼光鋭いっすが、そんなとこも、す・て・き。
ボール抱いた指とか腕とか、超かっけーんすよ。
仙道も描いて欲しいなあ。月バス5か月連続集めてもらえる全プレで、とかでいいからさー。
5か月買うよ。
のほほん仙道も可愛い可愛い愛してるだけど、気合入りまくり仙道ならもっといいなぁぁ!

 

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6日は更新できなんだよ、越野ごめんね。

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越野が部室の扉を開けると、既に集まってきた何人かが、ぎゃあぎゃあと今日も騒いでいる。
「似合わねー! それがどうしたって感じ!」
ひゃはは、と笑う二年生が、入ってきた越野に気づいた。
「お、越野いいんじゃね? なぁ越野コレ持って「お前の為に持ってきたわけじゃない」って言ってみて?」
使いさしのコールドスプレーの缶を渡された越野は、また下らねぇことで盛り上がってやがると思いつつ、反論するのも大人げない気がして、荷物を置くと素直にそれを受け取った。
「はい。お前の為に持ってきたわけじゃねぇけど」
言われた通り繰り返しただけの言葉に、周囲は「おおお」と妙な盛り上がりをみせている。
「それだよ越野! お前は正しいツンデレだー!」
騒ぎの中心人物が、握りこぶしを上に上げ、ガッツポーズで打ち震える。その大げさな反応に周りも笑った。
「なんだよ? なんの話だ?」
自分だけ話が見えないことに焦れ、越野が眉を寄せる。
「なんかあいつ、ツンデレのゲームってのにはまったらしいよ」
苦笑しながら教えてくれる植草に、越野は「ツンデレぇ?」と呆れた声を出した。
「だって福田だと」
言って福田にコールドスプレーが渡される。
「…お前の為に持ってきたんじゃない」
重々しく口を開いた福田のセリフに、場の空気が少し大人しくなった。
「な!? 福田だと「あ、そうですか」としか言えねーんだよ! 仙道もホレ」
回ってきたコールドスプレーを、仙道がにっこり笑って差し出しかえす。
「お前の為に持ってきたんじゃないから」
「だぁぁ! な!? 「じゃあなんで俺に渡すの」ってなるだろ? そこには萌えがねぇんだよー!」
一人で騒ぐバカ発言に、部室に笑いがあふれる。
「オレでもその、萌えってよく判んないんだよね」
植草のセリフに、着替えながら越野は「そりゃあれだよ」と言ったあと、どう説明したものか、自分でもその言葉をよく理解していなかったことに気づいた。
「なんだろうな? つまり、それに興奮するとかグッとくるとか? そういうことじゃね?」
越野の発言に仙道が、ああ、と大きく頷いた。
「つまり魚住さんのダンクは萌え?」
なにか違うような気はする。けれど「萌え」という言葉について、否定できるだけのイメージがない。
「萌えだよ」
うんうん、と自分を納得させるように頷く越野の隣で、福田も何事か頷いている。
「オレも今日、萌えなダンクをする」
「萌えなダンクを!?」
どこかおかしな言葉の響きに、部室は笑いに包まれた。
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越野っつーか、陵南バスケ部は今日も平和です。
勿論このあと、練習中「ナイッシュー! 萌え!」「いいぞ植草! 萌え!」「ナイスパス! 今のすげー萌えだった!」ってしばらく萌えがはやります。

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というわけで、7/5は陵南の5番、池上さんだ。
ぼやーっとした小話だ!

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 帰ろうと駅へ向かう途中、池上は海岸の砂浜に、見知った姿が座るのを見た。
 自分は部活を引退した身だが、今はテスト期間だ。あそこで砂に座るツンツン頭が仙道であってもおかしくはない。
 多少曇っているとはいえ暑い中、一体なにをしているのか。好奇心に駆られ池上は、久しぶりに砂浜へと足を向けた。
「仙道? なにやってんの」
 見れば仙道は足を広げて砂地に座り、前にアイスの棒を立てた砂山を作っている。
「あ。池上さん」
 こちらの姿を認めて、仙道はにっこりと笑いながら軽く会釈をする。首筋からは夏の汗が伝っていた。
「誰か、待ち合わせ?」
 それにしても日陰で待ちゃぁいいだろうに。呆れたような声を出す池上に、仙道は「いえ」と小さく断った。
「結構今、いい勝負してんすよ。ナカナカ白熱」
 言って砂山に向き直った仙道がそっと片手で砂山を崩していく。
「……棒倒し?」
 え。まさか、見えないお友達と遊んでるとか言うんじゃねーだろーな?
 びくりと肩を揺らした池上は、腹になにかを抱えておくのは気分が悪いと、はっきりそのまま尋ねてみた。
「あはは! なんですかそれ!」
 仙道の屈託のない笑い声にほっとして、つられるように池上も笑う。と、仙道が言葉を続けた。
「今ね、左手の三勝二敗なんすよ。右手のヤロー、どうも焦りっぽくて深いとこまで攻めちゃうんですよねー」
「……え?」
 その発言によくよく見れば、なるほど、仙道は片手ずつ砂山を削っている。
「オレとしてはこのまま、左手逃げ切り五勝なるかって思ってんですけどね」
 傍の砂地をよく見れば、確かに左右の文字の下に、正の字が書かれている。
 汗を浮かべながらテスト期間中、いくら部活がないからといって、ここで一人で棒倒しで遊んでいるのか。
 正直、訳がわからないとは思ったが、次の電車がくるまで、まだ時間はある。
「よし。じゃあオレ、右手応援する。負けんな右手。勇猛果敢だ」
 制服姿も構わずに、熱を持った砂地に尻をつけ、握り拳を上げながら池上が声援を送る。
 その様に仙道は目を輝かせ、軽く唇を舌でを湿らせると、目の前の砂山に集中した。

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仙道は一人遊びも得意。
池上さん、大好き!

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今日から相手背番号解禁! 
7/4、4番と言えば本命牧さん、仙道ファン藤真、特に接点のないゴリ、純情聖域魚住さーん!
と興奮したんですが。

魚さんが仙道のこと好きで好きでたまらんちゅーのもいいよね!

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誰もいない部室で魚住は一人、暮れた日の闇にまぎれて仙道のロッカーに額を寄せる。
昼間見た、鮮やかな姿が脳裏を離れない。なぜあの男はああも見事なんだろう。
「仙道…」
その時、ふいに扉が引かれた。明かりをつけられると、暗闇になれていた魚住は目をしばたたかせる。
「魚住、さん?」
聞きたくなかった。今は。
嘘だ。いつだって待ち望んでいた、その、声。
清浄さに身を焼かれる汚泥のように、魚住はそっと顔を向ける。
「仙道」
首にかけたタオルで汗を拭いながら戸口に立ち尽くす仙道に、魚住が静かに声をかけた。
明かりもつけず、祈るように仙道のロッカーへ手を、額をつけていた自分を、どう言い訳できるだろう。
言葉を探し、戸惑う魚住へ仙道が近づいた。
「魚住さん。……オレの足、触ってもいいですよ」
仙道の口元にはいつしか笑みが浮かんでいた。練習や試合中にみせる、陽気なものではない。淫靡な、影を秘めた笑みだった。
「せ、仙道……」
差し出された仙道の膝に、内腿に、足首に、ふくらはぎにと視線を這わす。
「仙道、オレは……」
熱に浮かされたように言葉を探す魚住を、仙道が再び消したのだろう、暗闇が覆う。
残像のように刻み込まれた仙道の足を求め、魚住はふらりと一歩踏み出した。

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とかっちゅーね。耽美どっすか、耽美ぃ! って考えてたんだけどこれが精一杯だったよ。
あと、4番といえば「お前が仙道ピョン。沢北より扱いやすそうピョン」「はぁ」ってね(笑)。
牧仙もさー。すっごい好きなんだけど、どうも自分で書くのというか、妄想が下手で困る。
仙道が焦らすんだよな、牧さん相手にはな。そちも悪よのう。

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花仙小話。「チラノ」の続き。
続けてもあんまり内容は、ははは、ないよね!
そんでも拍手ありがとうございます! そんなあなたが好きです。

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「オメーも十分ティラノっぽいだろ」
 桜木が言うと仙道は、驚いたように眉を上げた。
「えー? 考えたことねーな。オレがチラノ?」
「バスケん時なんか十分肉食じゃねーか」
「まあバスケん時はねぇ」
 オレは首長辺りかと思ったんだけど、と呟く仙道に桜木が「それだって魚食ってんだから肉食だろう」と言うと仙道は「草食だろ?」と瞬きを繰り返す。
「魚食ってなんで草食なんだよ?」
「違う違う。草を食ってんじゃなかった? 首長って」
「そりゃあれだろ、四本足の。首長ってのはアレだよ、足がヒレになったやつ」
 横向きに寝そべり顔を見合わせながら、桜木が手の平をヒレに見立ててひらひらと振ってみる。その仕種がなんだか可愛らしいと仙道は微笑んだ。
「あー。いるねそんなのも。え、じゃあ首長竜って二種類あんの?」
「そうなんじゃね? ……忠なら知ってるかもな。聞いてみるか」
 身軽に体を起こす桜木の腕を、仙道が慌てて引いた。
「今? バカ何時だと思ってんだよ」
「まだ11時すぎたとこじゃねーか」
「急いで聞くことでもねーだろ」
「そーだけどよ」
 お前が気になってるみてぇだから人が折角、と口には出さずに桜木が、唇を尖らせる。すると仙道は小さく笑って腕を広げた。
 再び体を横たえると、招かれるままに仙道の腕の中へと入り込む。抱き合い、仙道の背へ手を滑らせながら桜木は目の前の鼻の頭に唇を寄せた。と、仙道がくすくす笑い出す。
「なんだよ?」
 むっとした表情の桜木へ、仙道が宥めるように唇を鳴らして軽くキスをした。
「チラノがバスケしてるとこ想像しちゃった。はは、スゲー下手そう。けど他のやつらが四本足のとこ二足歩行ならドリブルできるし、うまいのかなぁ」
 言ってははは、と自分で笑う仙道へのしかかり、桜木が唇を重ねる。
 歯を割り舌を絡めると、しばらくして仙道は首を捻った。
「んっ。だから。もう今日はしねぇってば」
 咎めるような上目遣いで下から見上げる仙道に、落ち着いたはずの情欲が煽られる。
「やらせろなんて言ってねぇ」
「そんなキスして? よく言う。ホントにしねーんだな?」
 不審げな目をしていた仙道に、それならと再び唇を許された桜木は、相手に教わったキスを繰り返しながら、日付が変わるまで我慢できるだろうかと考えていた。
 
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別に恐竜には詳しくない。

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