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コクミンのオタク日記。 銀魂・近土話は2012年5月まで。スラムダンク話は2012年7月以降。
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仙道ぉー! と愛を叫んだところで、都々逸ときたら江戸古川柳だろ、とまだそれ忘れてなかったんかいって話に強引に持っていく(笑)。
江戸古川柳なんていっても、ただの江戸時代の川柳だ。川柳だから簡単だ。とはいえまったく詳しくはないんだけれど、杉浦日向子さんという、江戸時代大好き漫画家さんがいらっしゃって、私はその方の漫画が好きで、その中の「風流江戸雀」ってご本が江戸古川柳を元に短編漫画を描いてらして、とっても面白い。江戸の日常話たち。

で、その中で私が好きなのが「母の手を 握ってこたつ しまわれる」とか(笑)。
好きな子と母と一緒に、三人以上でこたつに入って、今だ、と手を握ったら母の手で、んまぁ! ってこたつしまわれたっていう、まんまなんですけど(笑)。初々しくていいね!

これ仙道だったらどうっすか。桜木んちのこたつで、魚さんの手を握るつもりで桜木の手を握ってこたつしまわれる仙道とか萌えなんですけど、どういう状況よそれってなりますか(笑)。
牧さんちのこたつで宮さんの手を握って、互いに俯く宮仙を見て、お前ら家でいちゃいちゃすんなぁっ! ってピンときた牧さんにこたつしまわれてんでもいいんですけど(もう母に当たる人の手すら握ってねぇ)。

あと、すごい好きなのが「死なぬかと 冬のゆうべに 提げて行き」これ。
江戸当時、ご馳走だけど下手すりゃ死ぬぜ、でも大ご馳走だぜっていうフグを持って現れる友人。
「よう。どうでぇ。一緒に死なねぇか?」
暮れてきた冬の空、冷え込み、ふらりと現れるのほほんとした仙道。たまりませんなあ!
これは福田んちがいいです。
フグは食いたい。死にたくはねぇ。悩む福田、どっちだっていいや早く食おうぜと今にも捌きはじめそうな仙道。
ここで。ここで魚さんちに持っていって問題解決でもいいんすが、あえて福田には「…桜木んちに行って一緒に食おう」とか言っていただきたいっ。
以前にね、なにかこう、桜木の手を借りたこととかあるんじゃねぇっすかね。んで「恩返しにもなる」って。きりっとした福田が。
「おお、そりゃいい。んじゃ早速行こうぜ」って仙道はフグ持って福田は酒でも持って桜木の住む長屋へゴー。もちろん福田は、食う人数が多いとオレに当たる確率減るかもってだけで、本気で恩返しがどうのって思ってる訳でもないんですよ。ひどいですね。でも一緒に食う気ではいるんで、そこが可愛いですね(笑)。
桜木の長屋では洋平が遊びにきてますよ。
「よお。ちょうどいい。男四人で心中ごっこだ。一緒にどうでぇ」
にこにこした仙道になんとなく押し切られ、桜木も洋平も、死にたくねぇけど食いたい、食いたいけど死にたくねぇけど…まぁ…いいか。って結局四人でフグ鍋っすよ。
かーわーいー。
「バカヤロウ、こんな博打な食いもん持ってきやがって。これで借りが返せたと思うんじゃねェぞ福助」
騒ぐ桜木に「だったらそれ以上箸つけるな」とむっとする福田。
「うるせぇ。誰んちの鍋釜だと思ってやがる!」仙道「鍋は向かいの洋の字のだろ?」「ぐっ…!」「ははは。花道ほら、こっちもう煮えてるぞ」「くそーっ。食ってやる! 全部全部食ってやるーっ」仙道「あっばか、締めに飯入れんだから汁は残せよ」
ってそんなことしてたら可愛いじゃないのーーーーっ。

この、「死なぬかと」ってのがいいんだよね。仙道がふらりと「一緒に死なねぇか」って微笑んでいるところが想像できるじゃないですか。

でも「片棒を かつぐゆうべの フグ仲間」って句もあるからね!
この片棒は棺桶を持ち上げる棒の片方って意味で、まんま、お前はあたっちゃったねー…。ってことだから、現代でやっちゃ駄目だけどね!

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