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コクミンのオタク日記。 銀魂・近土話は2012年5月まで。スラムダンク話は2012年7月以降。
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30巻発売記念だよって事でなんかしてみたいんだけども。

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「トシ。お前それ、腰に何付けてんのォォォ!?」
「何って…サラダ婆っていうか…。アンタこそその腕、まだ付けてんじゃねェかァァ!」
「これ便利なんだぞ」
言うと近藤は土方へ近付く。近藤の額から不自然に突き出た腕は、くしゃりと土方の髪をかき混ぜるようにして頭を撫でた。
確かに、ふわりとほのかなポン酢の香りが、した。
しかし。
「やべェ…」
無意識にそう口にすると、土方が抱えっ放しの腰の改造人間部分を見下ろした。
覗いたサラダの顔は幸福そうに微笑んでいる。

元は長谷川の腕であろうが、近藤に頭を撫でられているに違いない。なのに土方はそれを感じなかった。
変わりにサラダの頭の中の映像が溢れてくる。

盆の迎え火、送り火用にと近藤がきゅうりとナスに割り箸をさし牛や馬を作る傍ら、きゅうりに火を付けるサラダ。
アスファルトに生えたど根性大根に涙ぐむ近藤、それを食うサラダ。
ハロウィン用のお化けかぼちゃを持ち上げようと必死になる近藤、そのかぼちゃを馬車にしようとするサラダ。

きらきらと輝く捏造された記憶に、土方の目が眩む。
それに元は長谷川の腕とはいえ、近藤に頭を撫でられても土方には何も感覚がなかった。
土方の皮膚感覚はすべて、サラダ婆に流れてしまうようだった。
「近藤さん! 今すぐ直すぞ!!」
一声叫ぶと土方は近藤を促し、治療に走った。

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歯医者、ハードル高っ。これがもう、精一杯(笑)。

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