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「近藤さん。いい加減ソレ、脱いだらどうだ」
屯所に戻った後も呪いの装備一式でいる近藤へ、土方が煙草を吸いながら声をかける。
「いいの。折角チャイナさんと総悟が着せてくれたんだ。今日一日はコレで行く。っていうかもう俺はコレで行く。だってコレだと最終的に5位だからな!」
澄まして笑う近藤に、土方はため息のように深く長い息を吐いた。
「5位じゃねェ。205位だろうが」
その言葉に近藤が腕を組み、ぷいと横を向く。
「元がヒトケタの奴らにゃ俺の気持ちは判りませんよう、だ」
近藤の言葉に土方が、ぐっと詰まった。
「……そりゃ15位の気持ちなんざ判らねェよ。ただな、近藤さん。新八の八が八位の八なら、アンタの15位ってのは、従五位、つまり貴族の証って事なんじゃねェの?」
言ってぷかりと煙を吐き出した土方に、近藤が顔を輝かせる。
「凄いぞフォロ方十四フォロー!!」
近藤の喜びように、土方もつられて口の端をにやりと歪めた。
「だったら俺の2位は二枚目の二位、アンタは所詮三の線って事ですかィ?」
沖田の言い草に土方が、むっと眉間にしわを寄せる。
「いたのかよお前。で、誰が三の線だって?」
飛び掛ろうかと互いにじりじり間合いを読んでいると開け放した障子越しに廊下から山崎が顔を出した。
「あ、一位くんじゃねェか」
「どうした一位。呼んでねェぞ」
「一位のお方が、一体何の御用でさァ」
口々に放たれる言葉に山崎が、ワッと畳に突っ伏した。
「スイマセンでしたー! 反省しましたからどうか、九位には、救急車呼んで下さーい!」
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てへ。15位って従五位なんじゃね!? って思いついた。駄洒落かよ(笑)。実際の近藤さんはまあチャイナ服着てカムイって新参! って口走るけどそんなに順位気にしては…いないと思うんだけど、どうだろう(笑)。
●拍手サンキューでっす! ちゅっちゅ。
いい近土週間じゃった。楽しかったー! わざわざ日記読んで、付き合ってくれた方も、どうもありがとう!
「大体オマエ2位で私6位はおかしいアル」
山崎と新八を放り投げた後、皆がようやく終わりと三々五々に散っていく中、神楽が沖田に吐き捨てた。
「ジャンプは男の子の漫画ネ。なのにヒロイン人気低すぎるアル」
ぶすっと膨れっ面を作る神楽の隣を歩きながら沖田が口を開く。
「言っときやすがまた次に人気投票があった時ァ俺はきっちり2位を狙っていきやすぜィ」
ひょうひょうとした言い草に、神楽がむっと沖田を見上げる。
「人気は水物、舐めるなアルヨ!」
「俺が2位なら、あの人ひっくるめても真選組が平均で上位にいけるってモンでさァ。その為なら何だって……」
最後まで言うより早く飛び掛ってきた神楽の足を紙一重で避けると、沖田は生きいきとこぶしを振り上げた。
「その為ならどんな手段も取りまさァ!」
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さーこの辺から捏造くさくなってきたゾ☆ て、前二つは捏造と思ってないのかって、そこはホラ色々と。
●拍手押して下さってる方、ありがとうございます!
なんかもー近土好きな方と一緒に遊びたいです!
「おう。トシー。遅くっまでご苦労さん!」
私用で飲んできた時は、わざとそうして場を賑やかしながらトシの部屋まで行く。書類をめくり、仕事してたっぽい様子のトシが「……おかえり」って言う向かいに座れば、なんだその書類、とっくに処理済のヤツじゃねェの。
そんな遅い時間じゃねェけど、なんだそれ。お前、仕事の振りしてまで俺の事、待っててくれたんですかね。
ヒトの爪先からツラまでざらっと視線を流したトシに、思わず破顔する。大丈夫、今日は殴られてねェし蹴られてもねェよ。
財布がちっと……いや、それなりに相当に、薄くなっちまったけどさァ。
「お妙さん、今日も凄ェ輝いてた」
俺が言えばトシはフンと鼻を鳴らして新しい煙草に火を点ける。
無表情で、渋い顔で、時には隠す気もねェだろってうんざり顔で、それでもお前は俺の前にいる。
お前は逃げない。
俺が、てめーでも判って話す女絡みの下らない夢語りを、お前はじっと聞いている。
俺ァつくづく果報モンだ。
お前のその顔が見たくて俺は、今日も彼女の話をする。
うんざりげんなりしたお前が、それでも逃げねェのとか見ていてェんだ。
だけど安心しろよ。全部たァ言えねェかもだけど、判ってるから。
俺がいくら馬鹿だって、大事な事だけは、根っ子の本当の本当だけは、見えてっからよ。
だから俺はいつだって、毎日ここに帰ってくるんだ。
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今週の本誌の近→土ってこんなって事でしょ?
ってかハイハイ判ってますーこんなんただのコクミン節ですー。いつでもウチの近土はこんな感じですよねーみたいなー? (さっちゃん喋りも難しい) あはは。ポエム祭りだわっしょいしょい。
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「おう。トシー。遅くっまでご苦労さん!」
夜中、賑やかな足音とともに近付いてきた、浮かれたこの人の声に腹が立つ。それでもこの人の顔や体の、見えるところに傷がねェか確認しては安堵する。
「……おかえり」
答えれば、微醺を帯びた近藤さんが、書類めくって仕事の振りしてた俺の髪をくちゃくちゃとかき回した。勘弁してくれ。
「お妙さん、今日も凄ェ輝いてた」
何考えてんだかそんな事を言いながら、近藤さんは俺の目の前に座り込む。一方通行のノロケ話にうんざりだ。
俺は、知っている。
これが、この辟易するてめーの感情が、決して、繰り返される戯言に飽きたからじゃねェ事を。
なァアンタ、俺がこうやってアンタの妄想みてェな、あの女に関する自慢話を聞いてる訳、知ってんの? 判ってんの?
悔しいな。
あの女の話をしているアンタはまるで道化だ。
そんなにも俺が憧れる、すべての資質を持っているのに。
勿体ねェ。
世界がひれ伏すアンタの魅力の本質を、アンタはあの女に自ら絡んで曇らせてんだ。
悔しい。
俺が大将と見込んだ男が狂言回しじゃ、俺も、それから真選組も、随分寂しいじゃねェの。
だから。だから俺は、アンタの話を聞く。アンタのそんなトコも嫌いじゃねェよって、俺は判ってやるよって、何遍でも話聞いてやるから俺のトコへこいよって。
あの女に勝手な恨みを募らせながら、俺は今日も近藤さんの話に耳を傾ける。
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って事だよね! とりあえず近←土の部分はね!