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仙道受の、仙道語り沢山のサイトさまがまたひとつ!
というわけで仙道大好き奈々子さんによる仙道サイト、「炎上路線」さまへのリンク貼らせていただきました。
ひゅーひゅー。リンクページからでも、ここ「炎上路線」(←この文字)からでも行けます。
たーのしいねー!
嬉しいなっ。読み応えたっぷりの仙道語りに、あなたもきっと「ワカルワカル」と頷くはず(笑)!
さあさ、これを読んでくれているあなたも是非、仙道語りを私に読ませて下さい。本気です。
大好きです。いつでも嘘じゃないっす。
・拍手ありがとうございます!
いただいたメッセージが楽しかったので返信は明日になりますが(また長くなってる…)、本当にどうもありがとうございます!
宮仙週間だから。これでラストにするからぁ!
というわけでまだ宮仙。また宮仙。
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「仙道。寒い?」
「え?」
折り曲げた膝を両手で抱きこむように座っていた仙道は、その声でハッと顔を上げた。
宮益が隣から覗き込むようにしている。
「なんで? 平気ですよ」
首を傾げる仙道の前のテーブルに、宮益がコーヒーを置いた。
「なんかいつもこの部屋くると、そうやって小さくなってるだろ?」
その言葉に仙道は、軽く口を引き結び、テーブルの脇へと転がった。部屋は床に敷いたホットカーペットで十分暖かい。
「……小さく、ないです」
「ん?」
「オレ、デカイから。小さくはなれないです」
珍しく口ごもるように呟いた仙道を、隣に座った宮益が驚いたように見下ろした。
そういえば最近、仙道は髪を立てていない。それも自分との身長差を気にしていたからだろうか。
高校のバスケ部時代に自分より大きな男たちといるのが普通だった宮益にとっては、身長差など取るに足らない事だと思っていた。それ以前の問題として、仙道のようなスーパースターが特に取り柄もない自分のような男といる、それが不思議だった。
宮益が仙道の頭を、そっと撫でる。
「デカイのなんていいことないです。服もサイズないから選べないし高いし、どこにいても目立つし」
気持ちよさげに目を閉じながら、珍しく拗ねた口調の仙道の頭を撫でながら、宮益が微笑んだ。
「でも、バスケだと役に立つだろ?」
「……うん」
「バスケでコート走り回ってる仙道は格好いいからなぁ」
「そうでも、ないですよ」
ふ、と瞼を開いた仙道と目線が合う。コート上では鋭く光る仙道の目が、今は穏やかに宮益を見上げている。
仙道のこんな顔を見るのが自分だけならいいのに。不意に浮かんだ自分の考えに、宮益は頬を赤らめた。
「そう? 格好いいよ。そんで今は……か、可愛い」
「ええ? 可愛い? オレが?」
「うん。なんか」
「……じゃあ、もっと可愛がってくれますか?」
言って仙道は頭を撫でていた宮益の手を取ると、そっと伸ばした舌で指先に触れた。
「っ! ……仙道……」
たまらず宮益が横たわる仙道へと状態を屈める。
寄せた仙道の唇は、甘い香りがした。
---
ふははははは。笑とけ笑とけ。ふはははは!
いやもう、笑うしかないだろ。自分で掘った穴に自分ではまる。一人落とし穴プレイだ。
だって…。考えたら、思っていたよりよかったんだもの、宮仙…(ぽ)。
あれだ。牧仙は赤ワイン、森仙はブラックペッパー、宮仙はチョコレートパフェだな。なんとなくイメージが。
そして見事にマ行の男たち。ムとメがいないね。
ム…村雨!? えええ! …村雨は…別に…。村仙かあ…(さすがにしませんよ。笑)。
いやホント、宮仙週間におつきあいありがとうございました!
お医者の宮さんも最高グーですが、頭がいいけど貧乏ってのも萌えではないか。ああ萌えだとも。
というわけで貧乏弁護士の宮益と仙道ってのも、へへへ、中々いいんすよ。
と、誰に頼まれることもなく宮仙週間。
デキてる前提でお願いします。
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「ありがとうございましたー」
ラーメン屋の店主の声を聞きながら、仙道と宮益は色褪せた暖簾をくぐり外へ出た。
日が暮れたあとの冬の冷気が、やたら油っぽい店内でまとった空気を洗い流すようで気持ちがいい。
腹いっぱいの上機嫌で、仙道が軽く伸びをする。それを横目で眺めたあと、宮益はずり落ちてくる眼鏡の位置を直しながら声をかけた。
「いつもラーメンで、なんかごめんね」
「え、なんで? オレあそこのラーメン屋大好きですよ」
隣を歩く宮益に合わせるように、仙道は首を傾げてみせる。その楽しげな表情に、宮益は救われる気持ちがした。
金にならない弱者の弁護ばかりを引き受け、日々の暮らしがやっとの宮益を仙道は、ごく自然に助けてくれる。
あなたはそのままでいいのだと、金なら自分がなんとかする、だから宮さんはやりたいことをしてくださいと言ってくれた仙道の言葉に甘えるままに彼のマンションへ転がり込んで、もう半年になる。
金も時間もない宮益は、裁判の勝敗にかかわらず、公判が終わった時だけはあの安いラーメン屋で仙道に食事をおごる。
今日は公判で、思い通りの結果が出せた。さっきのラーメン屋で仙道と分けた壜ビール半分も、宮益の気分をよくしてくれている。
隣では仙道が笑っている。
今日は、いい日だ。
仙道の笑顔につられるようにはにかむ宮益に、もう一度幸せそうに微笑みかけた仙道は「でも」と言葉を続けた。
「そういえばこの前、オレ一人であそこで食ったんです。そしたらなんか、うまく言えないんだけど味がいつもと違うっていうか。盛りが違ったのかなぁ。あそこのオヤジさん、オレ一人だと手ぇ抜いてんのかな? ね、こういうのって法律でなんか罪になるの?」
「ええ?」
並んで歩きながら宮益が見上げると、仙道の目が笑っている。仙道はいつもこうした軽口で、その場の空気を柔らかに保つ。
軽口には軽口で答えなければ。
「そうだねぇ。でもそれはオヤジさんの問題じゃなくて、その、ア、アッキーが、僕がいなくて物足りなかったんじゃない?」
まったく自分の柄じゃない。判っていながら宮益は、あえて決死の心境で口にした。
きっと爆笑してくれるだろう。それから少し同意してくれれば、なんだか嬉しい気分で今日という日を終えられる気がする。
冗談だと判っていても台詞が台詞だけに、なんとも照れくさい。
俯き加減で歩きながら宮益は、どきどきしながら笑い声を待つ。
つい無言で早足になりそうな自分に気づき、ようやく宮益が顔を上げると、仙道は今きた道の後方でしゃがみ込んでいた。
「どうしたの?」
宮益は慌てて仙道の元へ戻り、しゃがんだ姿勢で口元を覆っている仙道を覗き込んだ。
「なに? 気分悪い? どっか痛いのか?」
救急車でも呼ぶべきか、とうろたえる宮益に、仙道は首を左右に振ってみせた。
「違います。……どうしよう、オレ、それマジかも」
「え? なにが?」
「だから。……宮さんが一緒じゃないから、メシの味も変わっちゃったのかな、って……」
消え入りそうな語尾で呟く仙道の顔が、夜目にも赤くなっている。
「え? ……ええ?」
瞬間、音が出そうな勢いで宮益も全身を赤らめた。
互いに好きだと口にしたことも、体の関係もある。なのに今更、照れる仙道につられて恥ずかしさがこみ上げる。
「どうしよう。なんか、こんなの。……どうしよう。オレ、ホントに宮さんのこと、好きなんだ……」
道端で小さくしゃがみ込み、独り言のように呟く仙道に、宮益の中で愛しさがあふれ出た。
「ね、早く帰ろうよ。こんなとこじゃ……」
キスもできない。無意識でそう続けそうになり、宮益はぐっと一瞬口をつぐんだ。
「……ほら、風邪でも引いたら大変だし」
「……うん」
決まり悪げに頬を赤らめた仙道が、しゃがんだままで両手を伸ばす。
「おんぶ。宮さん、おんぶして」
甘えた声でそう微笑む仙道は、どきりとするほど可愛いかったが、宮益はぷっと噴き出した。仙道の目も笑っている。
「無理。世間には、愛だけじゃどうにもならないことがあるからね」
わざと澄ました顔で言えば、軽く唇を尖らせたあと、仙道も笑って立ち上がる。
「えー? だったらオレがおぶりましょうか。んで、ダッシュで帰ってイイコトすんの」
そう言いながら仙道は、澄ました顔でちゅっと唇を鳴らしてみせた。
自分よりはるかに高い位置にある仙道を見上げ、宮益が笑いながら手を伸ばす。
仙道の露悪的な部分に騙されて、照れた振りをしてやるのも、仙道を安心させる上で大事なことではある。だが不意に見せた純真さを、今日は見逃してやるつもりはない。
徹底して可愛がりたい。自分だってちゃんと仙道に惚れているのだと、教えてやりたい。
「ヤダよ。家までの距離も大事なデートなんだから。ね?」
「……ハイ」
差し出された手を掴んだ仙道は、治まらない頬の熱に戸惑いながら、宮益に引かれるようにして歩き始めた。
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……。
とりあえず宮仙のいいところ(えっ)は、宮←仙ってとこかな。や、宮さんも仙道大好きだけど、仙道のが宮さんを愛してそうかなって。
ん? 愛してない、というか原作で陵南は途中から見学で、宮さん見ても全く動じなかった、だと…!? そんな馬鹿な!
わーお。拍手やコメントありがとうございます!
個別お返事は「お返事」ってページにあります。
それとは別に、拍手押して下さる方も本当にどうもありがとうございます。
イロモノにもほどがある、もうちょっとこう、そう多くない仙道受の中でも需要のある、男前帝王牧さんとか安定の魚さんとかお似合いです花道とかドキドキするね流川とか、お相手いるだろって自分でも思うんですが、ほらウチは息抜きみたいなサイトだから。
賑やかしのバラン(お弁当の葉っぱ型の)みたいなもんだから。
とは思いつつも、ご反応いただけるとやっぱりものすごく嬉しいです。本当にありがとうございます。
で、宮さんは将来お医者さんとかなってそう、というコメントを下さった方がいらっしゃって、そうよね宮さん賢い幻想は、あってもいいよね!?
と、非常に興奮して頭パーン。という訳でお医者の宮さん×仙道。
外科医とかロレックスな宮さんもとっても素敵なんですが、ここでは小児科を推して行きたい。
宮さんは外見が優しいからね。んで、付き合ってる仙道(バスケットマン)を子供たちの慰問に呼ぶといい。
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「みんな。今日は先生のお友達のバスケットマンが遊びに来てくれたよ」
小児科医としての勤務時間を終えた宮益が、比較的元気な子供たちを集めそう言った。
「こんにちは。仙道彰です、よろしく」
大きな背を丸めるようにして鴨居をくぐり、病棟内の遊び場へ現れた仙道の長身ぶりに、子供たちはいっせいに目を丸くした。
「スッゲー。でっけー」
「パパより大きい…」
知らない大人の登場に戸惑う子供たちへ、仙道がにっこりと微笑みかける。
「ね、仙道。そこのガレージにリングがあるんだ。そこまで30分ほどならこの子たちの外出許可が出てるんだけど、ダンク見せてあげてくれる?」
「お安いご用ですよ」
まとわりつく子供を左右それぞれの腕に抱え上げると、仙道は人懐っこい笑顔で宮益のあとを歩きリングのある場所まで辿りついた。
子供たちを降ろし、宮益からボールを受け取ると感触を確かめるように何度かドリブルをし、仙道がリングを目指し走り出す。
仙道が宙を駆けるように空を舞った。瞬間、時がとまる。次の一瞬にはボールがリングに叩きこまれていた。
「わあぁっ」
子供たちの歓声に、宮益ははっと我に返ると、上気した顔で誰よりも大きな拍手を送った。
「すごいすごいすごい!」
周囲では子供たちが一緒になって手を叩く。
仙道はボールを拾うと、軽く腰を屈めその子たちとハイタッチを交わした。
「すっげー! オレも今のやりてぇ!」
目を輝かせた男の子に、仙道は「いいよ」と笑いかけ、その子を肩車で担ぎ上げる。
「ボールしっかり持って。ハイ、リングの真ん中にーぃ、叩きつける! OK、いえーい」
その二人の様子に自分もやりたいと騒ぎだす子供たちを仙道は順に抱き上げ、時々は肩車で次々にゴールを決めさせる。
子供たちはすっかり興奮し、仙道の長い足にきゃあきゃあと絡みつく。
「はーい。みんな、そろそろ戻るからね。あとは室内で遊ぶよ」
宮益がかけた声に、子供たちから不満と諦めの声が上がった。
「仙道。最後にもう一回」
久々に見た間近での仙道のダンクに、一番喜んだのは僕だ。はしゃいだ自分を照れくさく思いながら宮益が、仙道へ、本日ラストのパスを送る。
と、そのボールが宮益の元へ戻された。
「宮さん。ロングシュートお願いします」
「えっ」
驚く宮益に、仙道が茶目っ気のある笑顔を浮かべる。
「みんな。宮益先生も学生時代、すごい選手だったんだよ。シュートするとこ、見たいよねー?」
「見たーい!」
短時間ですっかり仙道に懐いた子供たちが、張り切った声を上げる。
「ええ? 僕は別にそんな……ハードル上げんなよぅ!」
にわかに集まる子供たちの視線と期待に、宮益が頬を上気させた。しかし仙道の笑顔に乗せられるまま、両手でボールを弾ませながら、リングに正対しつつ距離を取る。
こんな風にリングに向かうのはいつ振りだろう。今の自分にはバスケットよりも大事な、この子たちを早く元気にしたいという希望ができた。
けれど、自分はこの感触を覚えている。ボールが弾む音を、誰に無理だと言われても意地で続けた、あの練習の日々の熱を、バスケットが好きだという情熱を、覚えている。
駐車場の隅に置かれたリングで、地面にはラインなどなかったが、宮益は感覚で覚えている3Pのやや後方、それこそ高校時代にひたすら練習を繰り返した距離辺りに立ち、すう、と息を整えた。
シュッ、と音もなく放たれたボールが、そのままリングへ吸い込まれる。
「すごーい!」
「センセー! オレも、オレも練習したらそんな遠くからボール投げれる? ゴールできる!?」
不意に現れた、いかにもな大男の仙道よりも、これまで身近で接していた体育会系とは言い難い体型の宮益がロングシュートを決めたことに子供たちは目を剥いた。
彼にできるのなら、いつかは自分も、と実感できたのだろう。
「注射が我慢できて、あとそうだな、100日くらいお利口にできたらね」
「えー。100日かよー」
「ボク注射平気。お利口にできるもん。ちゃんと先生のいうこと聞く。そしたら、ね、先生今のシュート教えてくれる?」
「ちゃんとお利口にできたらな」
興奮が収まらない様子の子供たちをなんとか宥めながら病棟へ戻り、あとを任せると、宮益は仙道と一緒に帰る為に車へ乗った。
「遠征帰りで疲れてんのに、今日、ありがとな」
ハンドルを握りながら宮益が、横目でちらりと仙道を窺う。
「いいえ。楽しかったし。みんないい子だったし。宮さんこそ……」
「アッキー」
「ん?」
言葉を遮られた仙道が軽く首を傾げると、宮益は視線をフロントガラス越しの道路へ向けたまま、唇を尖らせる。
「『アッキー』と『義くん』だろ。……二人の時は」
「あ」
そうだった、と頬を多少赤らめながら仙道が隣を見れば、宮益は自分のセリフに真っ赤になっていた。つられるように仙道も、頬が熱くなる。
「……義くんこそ、ちゃんと家、帰ってます? 目の下、結構クマ凄いっすよ。オレね、遠征先でうまそうなものいっぱい買ってきた。今日義くんと食べれたらいいなって。だからねぇ、時間があるならオレのマンション寄って行きません?」
狭い助手席で、長い足を窮屈そうに収めながら仙道が誘いをかける。
「いいの? やったあ」
言葉こそ無邪気だが、宮益の口調は奇妙に硬い。互いに赤くなったままの頬が、食事だけでは済まないだろう久々の逢瀬を実感させる。
ごく短時間の遊びとはいえ、相手がバスケットボールに対峙した姿がそれぞれの脳裏をよぎる。
抱きつきたいほど格好よかった。
信号が赤に変わる。
早く家につけばいいのに。
二人の焦れる気持ちを溢れさせたまま、車は再び走り出した。
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…。あれ? 書いてる内になんか方向性が変わっちゃった…? もっとラブがよかったのに!
仙道チャットに参加してきました。
おかげさまで今回も本当に楽しかったです!
きてるよ仙受。ブームだブーム。ぐっときてるよー!
さて本日のタイトルは平沢進さんのインタラライブで3日間ドナーして楽しかった(ハーンドマイク)記念ですが、仙道受の方に課題を出します。
自分の限界にチャレンジで、今考えてるのが宮益×仙道なんだけど、どうっすか。
これは難しい。これは浮かばない。
ただワタクシ、宮さんのことも大好きなんで(ダンクであんまり嫌いな人もいないけど)考えてるのも楽しいので、それは幸い。
まあ、宮さんの為にもやめてやれよって気がね。ひしひしとね。理性というか良心が(笑)。
頑張って考えても、これだけしか。という訳で以下唐突に宮益×仙道。
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「宮、お前彼女できたんだって?」
大学生になってから、久しぶりの高校時代のバスケ部での集まりで、武藤が宮益に尋ねた。
「相変わらず耳が早いな」
武藤の面白がるような表情に、宮益は少し照れた笑みを浮かべる。
「おうよ。なぁどんな子? どこで知り合ったんだよ」
好奇心をむき出した武藤の質問に、宮益は間を置くようにメガネを取って磨き始めた。
「どんなって、そりゃすごく……可愛いよ。歳は一個下で、僕より向こうの方が背が高いんだけどさ、相手もバスケやってんだよね。それで何度か顔あわせてる内に、話が合うしってご飯食べに行ったりして、その辺からまぁ……なんとなく?」
「なんだよ、相手女子バス? スッゲー。やるなお前。海南のユニフォーム取ったことあるんだぜって自慢した? その子の友達、「海南といえば武藤さん紹介して」とか言ってなかった?」
「武藤のことは知ってたけど、紹介してとは言われなかったなぁ」
その時のことでも思い出しているのか、宮益が幸せそうな顔で小さく笑う。
まだ彼女のいない武藤としては、また一人高校時代の友人に恋人ができたというのは由々しきことだが、小さな体で誰よりも努力を重ねてきた宮益のことを思うと、よかったなと純粋に思う。
その子が、宮益を幸せにしてくれますように。漠然と胸の内でそう願う。
宮益が選び、宮益を選んだ子だ。相手はきっと賢くて、言葉のとおり可愛いんだろう。
ちくしょう、そんないい子にはオレが先に逢いたかった。やっかみで悪戯にそう思う。
「今度。絶対紹介しろよな。なんなら今から店に呼べ」
無理を承知で言うと、肩を抱き、武藤は宮益のグラスに自分のジョッキをぶつけて、本日何度目かの乾杯をした。
「ん。……今度ね。アッキーも喜ぶよ。あ、アッキーってのがその、相手の子でっ」
途端顔を赤らめた宮益に、なんだか武藤までが照れくさくなる。
それを誤魔化すように、武藤は宮益の二の腕にパンチを入れる真似をし、そのこぶしをぐりぐりと回してみせる。
「なぁにがアッキーだ、こんのやろお」
イーッと歯を剥き大げさに毒づく武藤の顔を見て、宮益も声をあげて笑いだした。
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アッキー出てこんのかい。
いやだってこれが精一杯っすよ。宮仙。
さあ次はあなたの番です。あなたなりの宮仙を、どうぞ私に読ませて下さい!
というか、えへ、森重×仙道も大募集中でっす。うふ。